ドラ恋~KissOnTheBed~3

▽ ページ34

・


〈稽古終了直後〉


壱馬が同棲ハウスへと行く前のシェアハウスのリビング。

壱馬がAを呼び出して2人でソファに並んで座っていた。


壱馬｢俺は､Aと大樹くんに同棲ハウスに行って欲しくないし､主役も獲られたくなかったから､立候補した｣




渡辺『うわぁ､ちゃんとそれ言えてホントに偉いなぁ』




A｢…私は正直､行って欲しくなかった

怜奈と行くことが悪いとかじゃなくて､1ヶ月ぶりに会ったのに壱馬がシェアハウスにいないのが心細い｣

壱馬｢ごめん｣




あ〜『そうだよね､Aちゃんも辛いよね』




A｢せっかく､今日を楽しみにしてたのに…私全然壱馬と話せてなくて…｣


ついにAは涙を流した。

壱馬はそんなAを抱き寄せる。


壱馬｢ごめん､Aの気持ち全然考えてあげられてなくて…｣

A｢私は壱馬に怜奈とキスして欲しくないから､明日本気で主役獲る｣

壱馬｢それは譲れんわ､俺のがAのキスシーン見たないわ笑｣


壱馬が笑うとAも涙を拭って笑顔を作った。




渡辺『Aめっちゃ素直になったじゃん』

あ〜『元々素直なんだよね､1話の時凄かったもん』




・

▽→←▽

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す