《鬼滅の刃》柱たちは愛妻家 (ページ3)

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第3話ページ3

義勇side

「俺は冨岡義勇」
『それはもう』
「未熟ながら水柱を勤めており、最近弟弟子が出来た」
『ちょっ』

姉を失ったばかりの頃の俺だ。

「貴女にそんな顔をさせる原因はなんだ、俺で出来るならそれを払拭したい」
『…………っふ、ふふっ……』
「！！(心外)」

呆気に取られたかと思えば、笑いだした。
だがそれはあまりにも、綺麗だった。

『ごめんなさい、その優しさが嬉しくって…。ありがとうございます』
「綺麗だな」
『…何が、ですか…』
「貴女だ」

しばらくすると何故か葉室さんは顔を赤らめた。

「貴女は笑ったり、そういう顔をしている方が綺麗だ」
『わ、わかり、ましたから…！言ってて恥ずかしくないんですか…！』
「変なことを言っているわけではないから、恥ずかしいとは思わない」
『あーもう……貴方と言う人は…』

困った様に笑う姿も、綺麗だ。

「貴女さえよければ、また話したりしないか」
『…ええ、喜んで…。お手紙出しますので、都合の良い日をお返事下さい』
「？…貴女が会える日であれば、いつでもいい」

こうしてやり取りをして行き

「今に至る」
「わ、わァ…」