STー赤と白の捜査ファイルー 石にしか興味がない女

きちょーなやすみをどーすごす？3 ページ41

黒崎は特に理由もなく外へ出歩いていた。

だが時間も時間で、結構人も多い。

さらに今日は祝日で何かと混む日だったのだ。

運が悪く、女集団に捕まってしまった。

女1「あの、この後暇ですか？」

女2「一緒に遊びませんか？」

女3「やっぱりかっこいい…！」

女4「ちょータイプ！」

黒崎はしゃべることができず、戸惑っていた。

そして女集団に連れていかれそうになっていた。




★




『あぁー、いい人だったなぁー』

Aはもらった棒のアメをなめながら歩いている。

『…ん？』

ふと目の前に女に囲まれている黒い人が。←

『あれ、黒しゃん？』

少し近くに行ってみると、

『あ、黒しゃんだ』

完璧に黒崎だった。

Aは走って黒崎のところへ行った。




★



『あぁー、いたいたー！』

大声が聞こえ、女集団は立ち止まる。

黒崎も声のする方を向く。

『すいません、この人私の彼氏なんです』

そう言って黒崎の腕を持った。

すると女集団は潔く立ち去って行った。

『…大丈夫でした？』

Aは黒崎の腕をパッと離して顔を覗き込んだ。

黒崎「…大丈夫」

黒崎はAに言った。

『よかったぁー』

安心したのかふぅーと言って笑っていた。

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