STー赤と白の捜査ファイルー 石にしか興味がない女

とーじょー4 ページ4

キャップ「それで、あの…暴走って？」

三枝「亀石君。百合根君に何か説明したでしょ？」

『いや、あの…つい…』

キャップ「え？」

キャップは何もわかっていない。

赤城「キャップはバカか。今まさにベラベラと喋られただろ」

キャップ「あぁ、さっきのか」

赤城は呆れた顔でカウンターに座った。

三枝「これだから接客業は心配なんですよ？」

『だって、この人すっごいストレス溜まってそうで』

キャップ「あぁ、そうですそうです。すっごいドンピシャで当てちゃってたんでもう驚いて固まってました」

なんか笑って喋ってるキャップ。


三枝「まぁ、この二人は優しいですから、大丈夫ですよ」

キャップ「僕は大丈夫ですけど、赤城さんは怒りそうですねぇ」

赤城「俺はいつだって優しい。どれだけいろんなことをしたキャップを許してあげたと思ってるんだ」

始まった。二人の夫婦漫才。←違うだろ。


三枝「ところで。今日は何のお話をしてしまったのですか？」

『あ、この方すごいストレス溜まってそうだったんでストレス解消に役立つ石をお勧めしました』

三枝「アメジストにクンツァイト、ロードクロサイトですか」

『はいっ』

キャップと赤城はこのやりとりを見て茫然としている。

さっきキャップに話していた表情と今が違過ぎて…。


キャップ「三枝さんよく知ってますね」

三枝「これくらいは知っています。が、わからないこともあるのでそれは亀石君に教えてもらったりします」

キャップ「へぇ…」

そう言って３つの石を取って眺め始めた。

とーじょー５　完。→←とーじょー3

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