STー赤と白の捜査ファイルー 石にしか興味がない女

しろねこさんくろさんそーぐー2 ページ15

『お願い！可愛い飼い主ちゃんなんだから、心配かけちゃダメだって！』

必死にネコに語り掛けるが、もちろん意味なし。

『だってねぇ…追いかけたら絶対いなくなるし』

一応常識はあった。←

だが何をしても心を開いてくれない。

『なぜだ？なぜ私を怖がる！』

まったく動こうとしない。

『はい。シトリン』

シトリンという黄色系の石をネコに見せる。

『知ってる？これはね、いろいろな石言葉があるけどその中でも友情ってのがあるんだぜ？』

一見知らない人から見たらネコに話かけてる変な女に見られるだろう。←

どうやらAは大好きな石で自分の意思を伝えようとしたらしい。←ギャグ

だが、それこそ難しすぎて？のネコ。

『もう、なんでわからん？』

段々イライラしてきたA。

『こうなったら、最終手段じゃ！！！』

手に持っていたレジ袋がガサゴソと揺れ、Aはしゃがんでいた体勢から立ち上がった。

『あっ…』

ネコのほうへ行こうとしたが足がしびれてしまった。

『う、動かん！なぜだ！』

ビリビリ電流が来たように動かないAの足。

『…はぁ、おさまった。うし、行くぞー！』

足のしびれがおさまったところで、Aはネコのもとへ一気に走って行った。


ぎゃぁー！にゃぁー！い、いたい！びしっ！あぁ！ちょ！！！にゃぁぁあ！！！あぁーー！！！

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