STー赤と白の捜査ファイルー 石にしか興味がない女2

あかぎのにっき2 ページ10

1日目。


赤城「…そう言えば」


そう言えばまったく何をするのか聞いてなかった。


だがまぁ何とかできるだろう。



そう思ってたが案外難しかった。


赤城「砂糖…あ、これ塩か」


どこに何があるのか全然わからなくて大変だった。



そんなに客もいなかったから何とか今日は大丈夫だったが、


たくさん客が入ってきたら俺は何もできなくなるだろう。



こんなにも大変なことをいつもしていたと思うと


少し見る目が変わるかもしれない。



そもそも対人恐怖症な俺がなぜこの仕事を引き受けたのか、


そこからが謎だ。



これから1週間やっていけるかとても心配だ。


はっきり言って俺は警察だ。


事件が起きればもちろん事件の捜査をしなければならない。


いったいどうやって両方の仕事をやり遂げるのか。


そんなものを考えている暇はない。


とりあえず今日は疲れたから寝よう。


明日に備えて。




★★


『…なんだこれ』

意外ときちんと書いていた赤城。

『そーいえば私何も赤城はんに教えなかったなぁ…ま、こーやってやり遂げてくれたからいっか』

そう言って次のページをめくった。

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