はやりにかかった7 完。 ページ7
次の日。
キャップだけカフェ3に来た。
キャップ「あれ、今日はAさんいないんですか？」
三枝「ええ。体調を崩したらしく休みだと聞きました」
キャップ「あんなに昨日は元気だったのに」
そう言いながら席に座った。
三枝「赤城君と一緒じゃないんですね」
キャップ「あぁ。なんか今日はたまたま会えなくて。先日事件が解決して今フリーなんですよ」
そう言いながら三枝に出されたコーヒーを飲んだ。
少し寂しいカフェ3。
★
赤城は病院に来ていた。
赤城「あ、あの…亀石Aは…」
目の前にいた看護師に聞く。
看護師「あぁ、亀石さんの病室ならこちらです」
赤城は案内され病室に入った。
『…あ、赤城はん』
赤城を見つけるなりいつもの笑顔で手を振っていた。
赤城はため息をついてAに近づいていった。
赤城「お前なぁ、心配したんだぞ」
『えへへ。ついさっきですよ？でも目を覚ましたの』
赤城「お前は一体どうしたら流行りにかかるんだ」
『最近ニュースとか見てなくて。ちょうど代々木と新宿あたりが待ち合わせだったんですよ』
赤城「こんなすぐ治るもんなのか？」
『いや、なんか看護師さんに「すごい回復力ですよ！」って驚かれました』
赤城「だろうな」
『本来なら赤城はんとこーやって面会することもダメなんだそうです』
赤城「お前だけ特別ってことか」
『らしいですねー。一応完全回復のため1週間入院だそうです…』
赤城「よかったじゃないか。友達もいないんだから迷惑か感なくて」
『マスターに悪いな…なんか』
一気にシュンとしてしまったA。
どうもその姿に弱い赤城はちょっと挙動不審になる。
赤城「だ、大丈夫だろ。今までだって三枝さんが一人でやってたし」
『ちょうど今度お留守番っていうか任されてたんですよね…』
どうやら三枝は用事があるらしい。
赤城「はぁ…じゃあその時は俺がやる。それでいいだろ」
『いいんですか！？』
一気に明るくなるA。
赤城「しょうがないだろ。お前はデング熱にかかっちまったんだから」
『頑張って治します！』
赤城「もうほぼ治ってるだろ」
『てへ☆』
はやりにかかった 完。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 55人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蘭香♪(プロフ) - まめねこさん» 「グリーンガーネット」 ズラしかなかったんだよ！← 私ねぇ、「嵐」が好きなのよー (2014年10月13日 15時) (
レス) id: 3818cd4877 (このIDを非表示/違反報告)
蘭香♪(プロフ) - アラシック！さん» なんか、すぐ終わっちゃってすいませぬ汗 次も山吹さんのお話なんで、お待ちしてくださいまし♪ (2014年10月13日 15時) (レス) id: 3818cd4877 (このIDを非表示/違反報告)
まめねこ - 「ランキング」(ずら)っておいっ！話関係ないけど、好きなアーティストっている？まめねこは{ｐｅｒｆｕｍｅ}だよ？←なぜ疑問系？ (2014年10月13日 13時) (レス) id: a2883769bc (このIDを非表示/違反報告)
アラシック！ - キャー ありがとうございます最高です (2014年10月12日 23時) (レス) id: fca6c2e3a9 (このIDを非表示/違反報告)
蘭香♪(プロフ) - まめねこさん» 「ズラ」← お互い頑張りましょうか(^^♪ (2014年10月12日 22時) (レス) id: 3818cd4877 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蘭香♪ | 作成日時：2014年9月5日 22時
