STー赤と白の捜査ファイルー 石にしか興味がない女2

ぜっさんゆくえふめーちゅぅ5 ページ44

その時、カランとドアが開いた。

筒井「あれ、赤城さん？と、Aちゃん？」

『あー、桃ちゃん！』

入ってきたのは筒井だった。

『久しぶりだぁー』

筒井「そうね。あれ以来来てなかったからね」

赤城は完全一人取り残されてしまった。

筒井「っていうか何してたの？」

『ん？あぁ…探し物を赤城はんと探してたんです』

筒井「私も一緒に探そっか？」

『いやいや、悪いですよー』

筒井「いいよ。暇だし、どうせ」

赤城「独り身だからな」

筒井「今だけです」

『じゃあ、お言葉に甘えて一緒に探してもらえます？』

筒井「ええ。いいわよ」

赤城が目の前にしたときはとてつもなく睨んでいたが、一気に笑顔になった筒井。

赤城「コイツはただの能無しだぞ。こんなヤツがいたって足手まといになるだけだ」

筒井「探し物を見つけるのに能力なんかいりません！」

『早く見つけないとここのカフェ潰れちゃいますから、さっさと見つけましょ？』

赤城「お前が来る前からこのカフェはあったぞ」

『いいんです』

筒井「っていうか、何なくしたの？」

『あぁ、お守りの石っていうか…レアな石を』

筒井「わかった。とりあえず探してみる」

赤城「コイツに見つけられるとは到底思えないがな」

筒井「絶対に見つけてみますから！」

二人はバチバチとしていた。

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