STー赤と白の捜査ファイルー 石にしか興味がない女2

そうだ、ゆーえんちにいこう2 ページ29

次の日。

キャップ「あれ、Aさんいないんですか？」

カフェ3に来ると、Aの姿はなかった。

三枝「今週はウチが当番でしてね、庭の花に水やりをしてるんです。もうすぐ帰ってくると

思いますよ」

キャップ「庭に水やり…」

赤城「誰の所有地でもないため最終的に住んでいる地域のみんなで分け合うようになったんだな」

二人がいつものように席に着いた時、カフェのドアが開いた。

『あ、来てたんですか』

ジョウロを置いて厨房に入ってくるA。

キャップ「あの、昨日言ってた遊園地の話なんですけど」

『私行きませんよ？』

キャップ「実は案外みんな乗る気で、すんなりオッケーしてくれたんですよ」

『…青っちも？』

キャップ「はい」

ここで数時間前に時間はさかのぼる。

★

キャップ「あの、三枝さんから遊園地のチケットもらったんですけど、皆さんで行きません？」

青山「なに、遊園地？楽しそうじゃん。無秩序だから好きだよ」

翠「たまにはジェットコースターで開放されたいわねぇ」

黒崎「……」

山吹「たまにはいい。と言っています。私も賛成です」

キャップ「…赤城さんは？」

赤城「俺はいかない」

キャップ「あ、行くですね。わかりました」

赤城「どこをどう聞き間違えたら行くと聞こえるんだ」

青山「あ、今言った」

翠「決定♪」

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