えんぎわるっ！1 ページ21
青山「いやー、ホントに助かったよー」
『全然！逆に楽しかったっていうか』
二人は顔を見合わせて笑う。
青山「あ、見てよ、赤城さんとキャップー。コレ。きれいじゃない？」
『すっごいいろいろきれいなのがあったんですけど、特にきれいな物だけ拾ってきました！』
そういって二人はポケットの中から手のひらサイズの大きさの石を出す。
決して丸いわけではないけれど、少しいびつな形がまた二人の気を惹いたのだという。
キャップ「へえー。確かにきれいですね。これどこに落ちてたんですか？」
青山「どこだったっけ？」
『確かー…あ、海見に行ったときだ！』
青山「そうだそうだ！」
楽しそうに話す二人。
『赤城はんも見てくださいよー。結構きれいですよ？ほら！』
なかなか興味を示してくれない赤城に、A自ら石を見せる。
赤城「お前…」
その石を見るなり赤城は言った。
赤城「きれいでも何でもないじゃねぇか。墓石じゃないか。縁起悪い」
キャップ「え、墓石？」
赤城はそう言い放ってコーヒーを飲み自分の世界に入る。
青山「…墓石って何？」
『墓石とは、墓のしるしに建てる石材製品です』
青山「ふーん」
そう言いながら自分の手元にあるその石を眺める青山。
『え、これ墓石なの？』
赤城「お前はバカか。あれだけ石をこよなく愛すお前が、墓石の区別もつかないのか」
キャップ「赤城さん」
『……あ、誰かの名前が彫られてあるわ』
キャップ「えー…」
それは、さかのぼること3日前。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 55人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蘭香♪(プロフ) - まめねこさん» 「グリーンガーネット」 ズラしかなかったんだよ！← 私ねぇ、「嵐」が好きなのよー (2014年10月13日 15時) (
レス) id: 3818cd4877 (このIDを非表示/違反報告)
蘭香♪(プロフ) - アラシック！さん» なんか、すぐ終わっちゃってすいませぬ汗 次も山吹さんのお話なんで、お待ちしてくださいまし♪ (2014年10月13日 15時) (レス) id: 3818cd4877 (このIDを非表示/違反報告)
まめねこ - 「ランキング」(ずら)っておいっ！話関係ないけど、好きなアーティストっている？まめねこは{ｐｅｒｆｕｍｅ}だよ？←なぜ疑問系？ (2014年10月13日 13時) (レス) id: a2883769bc (このIDを非表示/違反報告)
アラシック！ - キャー ありがとうございます最高です (2014年10月12日 23時) (レス) id: fca6c2e3a9 (このIDを非表示/違反報告)
蘭香♪(プロフ) - まめねこさん» 「ズラ」← お互い頑張りましょうか(^^♪ (2014年10月12日 22時) (レス) id: 3818cd4877 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蘭香♪ | 作成日時：2014年9月5日 22時
