My salvation ～2nd～ (ページ8)

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今ページ8

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父から解放された母は人が変わったように
今度は私を怒鳴りつけるようになった。

『お前を見てるとイライラする』

『お前と話してるとイライラする』

『お前なんてもっと早くに施設に入れればよかった』

『なんで生まれたのがお前だったんだろう』

出来の悪い私が、父に似ている私が
とてつもなく気に入らなかったのだろう。

母は毎日、今までの鬱憤を晴らすかのように
私を怒鳴りつけ、手を上げるようになった。

そして今では、私を視界に入れないように
私は、家から消えた。

私の存在か分かる食器、服、声
これら全てを、母は嫌う。

だから、ものを食べたらすぐに洗って片付ける。
すぐに洗濯機を回して母が帰ってくる前に片付ける。
母が帰って来る前に自分の部屋に行って眠りに就く。

門限が22:00なのも
母が帰るのは大体22:30
万が一顔を合わせることになれば
私の存在を認識することになる。
それがイヤなんだろう。

私はいちゃいけない。
存在していてはいけない。

消えなきゃ、いけないの…。
私という人間がその世の中に存在しちゃいけないんだよ…。

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