色柱様。【鬼滅の刃】 (ページ6)

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貴方side

胡蝶「伊黒さん強く抑えすぎです

少し緩めてください」

伊黒「動こうとするから抑えているだけだ」

…こっちもこっちで何やらやってるな

胡蝶「竈門くん肺を圧迫されている状態で呼吸を使うと、血管が破裂しますよ」

宇髄「血管が破裂！いいなァ！響き派手で！よォし行け！破裂しろ！」

何言ってんだこの男

こんな所で血管が破裂して万が一の事があったら、鬼舞辻のことが聞けなくなる

炭治郎くんに何かあったら伊黒さん呪おっか…

悲鳴嶼「可哀想に…なんと弱く哀れな子供…南無阿弥陀仏…」

…左様ですか(呆れ)

此方で謎の会話が繰り広げられている間でも、ずっと睨み合っている2人

まだ何も状況は変わっていない

このままだと、禰豆子ちゃんの自我が失われるのも時間の問題となってくる

どうしたものか…

「禰豆子ｯ!!」

緊張した空間にいきなり声が響く

声の主は炭治郎くんで縄を引きちぎったのか、腕の拘束は解けていた

炭治郎くんは「禰豆子」と名前を呼んだだけであった

それだけでも、大切な妹に戻ってきてほしい。

という願いや呼びかけが混ざっている

禰豆子「＿＿＿ｯ」ﾌﾟｲｯ

不死川「!!」

兄の呼びかけに応えるかのように禰豆子ちゃんは自我を保ち、不死川さんから顔を背けた

産屋敷「どうしたのかな」

「鬼の女の子はそっぽ向きました
不死川様に三度刺されていましたが、目の前に血塗れの腕を突き出されても我慢して噛まなかったです」

産屋敷「ではこれで、禰豆子が人を襲わないことの証明ができたね

炭治郎それでもまだ禰豆子のことを快く思わない者もいるだろう。

証明しなければならないこれから
炭治郎と禰豆子が鬼殺隊として戦えること役に立てること」

御館様のその言葉を聞き、炭治郎くんはきちんと頭を垂れた

産屋敷「十二鬼月を倒しておいで。そうしたら皆に認められる。炭治郎の言葉の重みが変わってくる」

竈門「俺は…俺と禰豆子は鬼舞辻無惨を倒します！俺と禰豆子が必ず！悲しみの連鎖を断ち切る刃を振るう！」

『ｯ…』

産屋敷「今の炭治郎にはできないから、まず十二鬼月を一人倒そうね」

竈門「はい…」

顔を真っ赤にしている炭治郎くんを見て数人の柱は笑いを零す

私は笑うことができなかった

鬼舞辻を葬るのは私だから