スターライツの探し人SECOND

89話 ページ43

星野「だったら、それをそのまま伝えれば良かったじゃねぇか」




『そんなこと、出来るわけないよ』




うさぎ「どうして？」




『身分違いにも程がある。私なんて、一般の庶民だよ…？そんな私が…告白とも捉えられるような言葉言ったら迷惑だよ。第一、夜天はラブレターとかそういうの苦手でしょ？だから愛の言葉もただ重いだけ…』




星野「逃げてる」




ﾋﾞｸｯ


星野の言葉にドキッとする




星野「お前は逃げてるんだよ。夜天に告って、もし振られたらもう話してもらえない。重い奴だと思われるって心のどこかでは思ってんだろ」




うさぎ「ちょっと星野！言い過ぎよ！Aちゃん、大丈夫？」



うさぎちゃんが私の肩にそっと手を置いてくれるけど、手で払い除ける




うさぎ「A…ちゃん？」




『確かに私は逃げてる。星野の言う通りだよ。でもいけない？…怖いんだよ！もう話してくれないと思うと…震えが止まらないの！目の前の物が色あせる…それ位好きなんだ！どうしようもないくらい夜天が…好きなんだよ！星野、あんただって…そうなんでしょ？』





うさぎ「え？」



星野「…」





『逃げてばっかじゃ何も始まらないのは分かってるの。でも、仲良くしてもらうにはもう…逃げるしか方法は無いんだよ！』




うさぎ「そんなことない」




『!?』




うさぎ「人生って上手くいかないことだらけだもん。誰だって逃げたくなることはあるよね？でも、今の現状はどう？…このままじゃもう夜天くん…話してくれないんじゃないかな？」




『！』




うさぎ「それはAちゃんが言ってる最悪の状況、なんでしょ？だったら！仲直り、しなくちゃ！ね？」ﾆｺｯ





『…』ﾂｩｰ




一筋の涙が頬を伝う





うさぎ「仲直りのためには！まず勝たなくちゃ！じゃないと、園子さんに切り裂かれちゃう！」





『…うん！』





星野「よーし！ぜってぇ優勝するぞー！」




うさぎ「『おー！』」




ありがと。うさぎちゃん、星野

90話→←88話

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す