スターライツの探し人SECOND

87話 ページ41

うさぎ「っ！何よー！あたしにはねー！星野なんかよりずぅーっと素敵なボーイフレンドが…ﾓｶﾞｯ」



『う、うさぎちゃん！ストップ…！』



園子姉を怒らせないようにうさぎちゃんの口を塞ぐが、時すでに遅し




園子「星野様より…素敵？」



れい＆美奈子「うがーっ！」



ﾄﾞｼｰﾝ



星野「『…』」汗




うさぎ「何すんのよ…」




美奈子「あの人達を刺激しちゃダメ！」



れい「怒らせると怖いんだから…」



『そう。特に、あの園子姉は、ね。』



うさぎ「園子…姉？」



『あの人は私の従姉妹。私のお母さんの姉の子供って事』




園子「…A。そこにいるのは貴方ね？」



『…』




園子「スリーライツなど興味が無いと言っておきながら、影でコソコソ近づくなど…いつからそんな小賢しい人になったのです？」




『…あーあ、やっちゃった。』



星野「え？」



『ホントは…星野達が転校してきた初日に、園子姉に言われてた。あまり近づくな。って』




園子「…私達だって、星野様に素敵な恋人ができるのなら見守りましょう。しかし、よりによってそんなさる女を！」




うさぎ「誰が猿じゃー！」




『さる…女』



それって私も含まれてる感じ？



星野「どうすれば気が済むんだ？」



園子「正々堂々、試合で決めると言うのはいかがですか？」



星野「試合？」




園子「今度の球技大会、私達が優勝したら、その女とは縁を切ってください。勿論、Aとも…」




『っ園子姉…！』



園子「黙りなさい」



『！』



はぁ…もうこうなると手が付けられない。



星野「俺達が優勝したら？」



園子「その時は、そこのさる女は星野様と。Aは夜天様と…交際を認めましょう」



…ん？



『えっ？ちょっと待っt…((星野「良いだろう」はぁ…!?』




星野「その勝負、かったぁ！」




うさぎ「勝手に決めるなァァ！」


『』ｺｸﾝｺｸﾝ




園子「交渉成立ですわね。それでは、試合当日を楽しみに」



うさぎ「人の話を聞けー！」




『な、なんでバレて…』



いや別に、夜天とは付き合ってるわけじゃない。

…でも、あの目は全て知っている目をしていた


…バレてるんだ。



私が夜天を好きなこと


そしてもし私達が負けたら、夜天だけじゃなくてスリーライツ全員と縁を切らせるつもりだ



『ホント…面倒臭い』

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