スターライツの探し人

43話 ページ44

am.9：00



『という訳で！お願いします！神様仏様美奈子様！』



事情を全て話して髪のアドバイスをもらおうとみなの家へ



美奈子「それよりも！夜天くんとデートなんてどういうことよ！これは立派な犯罪よ!?」


スリーライツと出掛けると犯罪になるのか…

でも…！

『ごめん！これだけは譲れない！』


なんだかんだ言って、私は今までみなに譲ってきた。

結構好きなタイプの男子の先輩とのお出かけだってみなに言われて譲ったこともある

でも今回は自分でもビックリするほど譲るのが嫌だった




美奈子「A…貴方もしかして」


ハッとするみな
なんだろう？


美奈子「ねぇA。貴方夜天くんと接しててどんな気持ち？」


何、いきなり？


『え？えーっと、顔が熱くなったりとか、胸がｷｭｯとなったりとか…言葉で言えないほど嬉しいとかかな？でもどうして？』


やっぱり…と言うみな。だからどうしてよ


美奈子「そういうことならば…この愛野美奈子！親友としてお手伝い致します！」


『ほんと!?手伝ってくれるの!?』


みなはオシャレさんだからほんと助かるよ！
やっぱ、持つべきものは親友だね〜！

あ、決して利用とかじゃあないのよ？
ほんとにみなを親友だと思ってるからね!?




11時10分前



もう来てるかなー？


「A」


後ろから声がする

この声の主を間違えるはずがない


『夜天おはよ』


わぁ！私服でもかっこいい♡
やっぱアイドルだよね


夜天「おはよ。その格好…」

まじまじと見てくる夜天

私の今の格好は白の半袖Tシャツに水色のデニムのサロペットスカート
みなが私の服の中で選んでくれた服

髪型はハーフアップのお団子ヘアー
みなは簡単だって言ってたけど私は何回やっても別の髪型が出来た
みないわく、芸術並みだったらしい


『どうかな…？』

おずおずと聞いてみる


夜天「すごく似合ってるよ。センスいいんだね」ﾌｯ

ｷｭﾝ

『ほんと？良かったー！』


また夜天に言われた言葉で胸がキュンとなった

まぁ夜天が褒めてるのはみなだけど…！
気にしない気にしない！モデルが良いんだから！


夜天「てっきりもっとダサいのかなって思ってたよ」


『酷くない？ねぇ酷くない？』

ま、まぁ合ってるし…気を取り直して！


『今日めっちゃ楽しもーね！いっぱい夜天のこと知るから！』ﾆﾋﾋｯ


夜天「…うん」//


夜天が赤面してる…


なんで？

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西 - この方角に福があるはずです

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