もう1人の特級呪術師は喋れない【呪術廻戦 0】 (ページ5)

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脱サラ呪術師ページ5

Aside
その後憂太と私に怪我をさせようとしたと思い込んだ里香によって目の前に居る2人と1匹は1発ずつ里香によって殴られた。

五条「これで1年生も5人になったね！」

憂太「(4人と1匹)」

憂太も同じ事を考えていたらしい。

五条「さて、午後呪術実習は2-2-2のペアでやるよ。棘・パンダペア、真希・憂太ペア、そして…………」

私呼ばれてない。

五条「Aちゃんには僕の後輩の脱サラ呪術師の七海健人君とペアになってもらいま〜す♡」

脱サラ………？脱サラってあれ？サラリーマンやめてやりたいことやってる人ってこと？

？？「その呼び方やめてくださいと何度言ったら分かってくれるんですか？」

声のした方を振り向くと不思議な眼鏡の様な物をかけた男の人が立っていた。

七海「五条さんのご紹介にあずかりました、七海健人です。貴女が星唄さんですね？」

私は首を縦に振った。

七海「では行きましょう。時間厳守でお願いします」

そう言うと七海さんはスタスタと足早に教室を出ていった。

五条「それじゃあAちゃん、行ってらっしゃい！」

私は半ば強制的に教室から出された。

七海「見えますか？呪力の残穢が」

そう言われて地面を見るがしっかりとは見えない。

けれど何かがモワモワと動いているのは分かった。

一応首を振っておこう。

私は首を縦に振った。

七海「当たり前です。見る前に気配で悟って1人前です」

そう言うと七海さんは若干の早歩きて歩き出した。

大人の人、あんまり得意じゃないんだよなぁ。

特に男の人は。

誰かが言っていた。

「大人の手は欲がベッタリこびりついてる」

と。

この人の手もそうなのかな？

だったら怖いな。

そんな事を思っていた次の瞬間。

何か恐ろしい物に囲まれた気がした。