4 感情論 ページ8
【零番目】
人間には感情というものが備わっているらしい
感情のままに動き、感情のままに行き、感情のままに死ぬ
人間とはそういう生き物らしい
？「―――――」
悲鳴が聞こえる
恐らく痛覚的な痛みを訴えるために叫んでいるのだろう
自分にはわからない感性で叫んでいるのだろう
十四番目「・・・面倒だな」
いつの間にか現れた人間がつぶやく
別の人間が連れてきて『十四番目』と名付けていた
「何がですか」
十四番目「現状が、だ」
「そうですか?」
十四番目「感情の薄いシユウに言っても微妙だが、まぁ、何度も繰り返している現状が面倒でな」
彼は自分をシユウと呼ぶ
他の人間は私を零番目と呼ぶ
人間特有の、個人を判別するための呼び名・・・名前だそうだ
「はい。私には『面倒』という感情が分かりません」
十四番目「だよな」
「私にはあなたの苦労が分かりません」
十四番目「知ってる」
「・・・私には、外から聞こえる悲鳴が誰で、何故叫ぶのかがわかりません」
十四番目「・・・」
聞かれたから聞いた
それだけのつもりだった
十四番目「お前、感情あるんじゃないか?」
【？？？】
「さて、そも我らに何故感情があるのか・・・汝がいつ感情を手に入れたのか。我らは何故中にいるのか。肝心なところが判明しておらんのぅ」
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和 - 人格逹の時の空間での日常が見たいなーと思いました。そしていきなりリクエストすいません！ (2017年5月24日 22時) (
レス) id: dc4dc8aef2 (このIDを非表示/違反報告)
MAKOTO@低浮上(プロフ) - 番外編ありがとうございます！神威が可愛い…！これからも更新頑張ってください！ (2017年4月13日 7時) (レス) id: b20568eb49 (このIDを非表示/違反報告)
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