【十三人格シリーズ】日常?そして・・・『番外』

２　日常 ページ5

神威の朝は早い
・・・というより、寝ている時間が短い
俺、じゃなくてAの息子・・・もとい、神の孫にあたる彼は、Aとおなじく寝る必要がない
のだが、娯楽の一環で寝る習慣をつけているため、睡眠時間が短いのだ

神威「・・・」

元々無口な神威は、そのまま自分の身支度を整える
神威の部屋は増設された『時の空間』の一部屋をもらっている
その中にはAやフェイタンからのプレゼントのほか、自分の武器である『緋銃』をメンテするための道具などが入った棚や、そこそこの大きさの机が置かれていたりする
身支度を整えた神威が、扉から『時の空間』のエントランスへ移動すると、そこには男バージョンのお・・・Aが酒瓶をもった状態で座っている

神威「・・・おはよう」

「ん、あぁ、神威。もうそんな時間か」

ボフンッ

「ふー・・・さて、今日は何しよっかなー」

神威「・・・？父さんは？」

「まだ寝てるか・・・自室じゃないかなー。最近いいの手に入ったって言ってたし」

神威「・・・音澪は」

「寝てるねー。まだもうちょっと起きないだろうけど」

朝はそんな他愛もない会話をする






あとの時間は基本的に自由
自分がやりたいことをしたり、暇つぶしに誰かと戦ったり
学校に通っている場合は、学校に行ったり
勘違いされないように言うと、別にわた・・・Aやフェイタンは四六時中神威と一緒にいるわけではない
連絡用の携帯と紙人形は渡されているが

神威「・・・おなか減った」

神威の活動減は甘味、つまりカロリーである
バックを持っている場合、その中身は十中八九甘いお菓子が大量発生している
持っていなかった場合は

神威「・・・『変換』」

近くにあるものを『変換』でお菓子に変えたりしている
ちなみに学校に通っているとき、帰り道にお菓子を探しに行ったりもする






「おかえりー神威」

神威「・・・母さん」

「ん？なーに？」

神威「・・・のぞき見」

「えっ」

神威「・・・人としてどうなの」

「あ、いや、あの・・・ごめん」

つい、神威の生活が気になってあとをつけてったんだけど・・・ばれてたっぽい
さすが私の息子

「・・・えーっと、質問オーケー?」

神威「・・・ん」

「楽しい?」

神威「・・・うん」

そりゃあよかった
人生楽しまなきゃね

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