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第三十四話 お泊り?いいけど ページ36

「てことは術者は寮長さんか。・・・その首輪ってあれよな、魔法使えなくなる奴」

エース「あぁそうなんだよ。ひどくねぇ!?タルト食っただけで魔法封じされるとかさ!魔法士にとっては手枷と足かせを付けられるみたいなもんじゃん!」

「個人的な意見としては、立派な窃盗罪なので妥当な判断だと思うケド」

エース「い、いやでも寮共有冷蔵庫だし、三ホールもあるし」

「共有だからって無法地帯じゃないでしょうに。あと量は関係ない」

エース「ぐっ」

グリム「そもそも三ホールもあるなんておかしいんだゾ。誰かの誕生日用とか」

エース「誕生日ぃ?」

「てかそもそもの話なんだが、誤れば済むんじゃないかそれ。ほかの寮生でも永遠に首輪付きはいないんだろ?」

エース「うっ・・・・・・俺、Aなら絶対に寮長が横暴だって言ってくれると思ったんだけど」

「おや、私を買いかぶってるな。別に私はその辺悪い奴だなーとは思うケド、すぐ誤りに行け―!とかはいわないし、エースに同情もしないぜ」

それに、どっちかといえば

「なんでバレるようなヘマしたんだって叱るタイプ。盗むなら確実に、自分に非が被らないように、徹底的に行うべき」

グリム「それはそれで何か違う気がするんだゾ・・・」

お猫様に言われるとは

「まぁどっちにしろ見つかったなら後の祭りよ。そもそもここの寮の名前ないし、闇の鏡に選ばれた以上変更はないだろうし。さっさと謝るのが良いかと」

グリム「食べ物の恨みは恐ろしいんだゾ」

「おっ、お猫様が言うとちょっと実感がわくね」

ツナ缶を眼前で取り上げたら炎吐いたからな、このお猫様
ちゃんとあげたけど

エース「はぁ・・・わかったよ。誤ればいいんでしょ。・・・Aが提案したんだから一緒にこいよな」

「その理論は全然わからんが、ハーツラビュル寮の内部がとても気になるのでOK!」

ハートの女王ってことは、やっぱアリスモチーフなんだろうか
気になるーぅ

エース「じゃあ、とりあえず今日何処で寝ればいい?」

「あ、泊まるのはマジなのか」

グリム「そもそも、オレ様とコイツの部屋以外まだどこの部屋も埃だらけなんだゾ」

「あ、それなら問題ないぜ。隣の部屋の設置終わったとこだから」

エース「あ、マジ?じゃあそこ借りる」

グリム「馬鹿な、昨日まで埃まみれだったはず・・・!」

「キャラ崩壊すごいぜお猫様。夜は暇なのよ」

まぁ、この後も暇だからもう一室やるが
キッチン探したい

第三十五話 お迎え?ご苦労→←第三十三話 間食?そりゃあ



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作者名:アルルカン | 作者ホームページ:http  
作成日時:2020年10月9日 5時

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