【ツイステッドワンダーランド】魔法？は、使えないけども…『番外』 (ページ40)

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第三十八話　薔薇？まっかっかページ40

ハロウィン時空何処だよ
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グリム「色よ変われー!・・・ぎゃー!?薔薇が燃えちまったんだぞ！」

デュース「こっちは青になった!?簡単そうに見えて意外と難しいな・・・」

エース「あーオレも魔法つかいてー！」

ケイト「想像以上に容量悪いなー君ら・・・あれ？そういえばAちゃんは？」

「ここにおるで」

ケイト「うわびっくりした！」

何故。ただ気配を消して背後からこっそりと声をかけただけなのに
当たり前じゃったか

「塗るだけなら簡単でっせ」

指をさす
そこにあるのは、ひとりでに薔薇に赤いペンキを塗りたくるペンキセット
私の能力の一種ですね。『操作』といいます。何でも操れて超便利

ケイト「あれは・・・浮遊魔法？いやでも自立した・・・」

「私には素敵な魔法の帽子があるのよ。箒だって二束足で井戸に水を汲みに行けちゃう・・・まぁ冗談だけど。魔法式がちょっと独特なのよ」

おっと、これ説明難しいな

エース「というか、なんで薔薇を赤く塗ってるんだ?白いままでもよくね？」

ケイト「こればっかりは伝統だからね。何でもない日おめでとうパーティの日の薔薇は赤。クロッケーは、バットに七色のフラミンゴ、ボールにハリネズミを使うのがお決まり」

「This is an unbirthday party!?」

ケイト「あー、でも春の庭でやる花たちのコンサートでは薔薇は白。これも大切なポイントだよ」

自我が強い花だよなぁ・・・というか、花的には一時的にでもペンキという異物を塗りたくられてるわけだがいいんだろうか
ん？割とどうでもいいな

グリム「変な決まりばかりなんだぞ」

「夢の中なんてそんなものよお猫様。まぁ夢とも限らんのだが」

デュース「さっきから何の話をしてるんだ?」

ケイト「変っていうけど、これはグレート・セブンの一人、ハートの女王が決めたルールなんだって。リドル君は、歴代寮長の中でもかなりガチガチに伝統を守ってる真面目な子だからねー」

白の女王はいないんだろうか。あれもあれでクレイジーだが

エース「って、そうだ！俺もこんなことやってる場合じゃなかった！寮長に話があるんですけどまだ寮内にいます？」

ケイト「ん？まだいる時間だと思うけど・・・お詫びのタルトは持ってきたの?」

エース「え？いや、手ぶらですけど・・・」

ケイト「あちゃー。それじゃあハートの女王の法律第五十三条『盗んだものは返さなければならない』に反するから寮には入れられないな」