第十六話 すやんや?おはよう ページ16
「おはよう!とても腐敗が立ち込めるいい朝だね!」
ナオフミ「・・・おまえ、目が覚めたのか」
「すまんね。私能力使うと眠っちゃうの。普段寝ない代わりに」
ラフタリア「目が覚めたのですね、Aさん。よかった・・・てっきり、このまま目覚めないかと」
「なんと不吉な。起きるよ。寝るけど」
まぁ、事前説明もなしにいきなりぶっ倒れたからな!申し訳ねぇ
・・・ところで
「ここどこ?」
なんでも、病原菌いっぱいな村らしい
たまたま立ち寄って治療師がいたから私を見せてたとのこと
いや、病気じゃないから。寝てるだけだから。わるかったって
「ふむ、確かに病原菌飛び回ってるね。最初に言ったが腐った匂いだ」
治療師「・・・そんなに、匂いますか?」
ナオフミ「いや・・・A、何を感知したんだ?」
うん?
「死体があるね。しかもケッコー大きめな死体。それが腐った匂いがする。多分山の上とかで死んでて、水とかに流れて病気を運んだんじゃなかろうか」
治療師「・・・少し前、剣の勇者様が魔物の住む山にいたドラゴンを討伐しました」
オチが読めたぞ。肉放置したな
いやぁ・・・血肉腐って土になるとはいえ大きすぎるだろ流石に
「私行ってこようか?」
ナオフミ「何?」
治療師「行けません!ドラゴンの毒のせいで山の生態系が崩れてしまい―――」
「私ドラゴンの腐肉と骨を回収したくて。というわけで片づけてくるから」
治療師「そんな・・・なんとお礼を言ってよいやら」
「んー・・・いや、お礼より金くれ。銀貨・・・そうさな、五百枚くらい?」
治療師「なッ!?」
治療師弟子「そんな大金!」
お前誰だ
「いや、だってほら、危険なんでしょ?死ぬかもしれない場所に行くための危険手当、未知の領域でほぼ前情報なしで行くための追加料金。こちらが使用するポーションやら武器などの前金とか考えると割と妥当じゃない?」
ナオフミ「あぁそうだな。国の騎士を呼ぶよりも安上がりだ」
「と、まぁマスターからの同意も得られたのでそれで」
治療師弟子「・・・聖人じゃなくてただの守銭奴じゃない」
・・・ふむ
「金は命より重いのよ。そもこれは依頼達成料金であり前金として要求しているわけじゃない。私が帰ってきて処理しましたーハイ納得しました出渡せばいいじゃない」
治療師弟子「っ」
「そもそも何さ。初めてあった人を助けるために何も考えずに命放り出せと?普通に考えてお前、それはねーだろ」
この世界なんか全体的に変だよね
50人がお気に入り
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シユウ(プロフ) - 、さん» 申し訳ありませんでした... (2020年1月9日 18時) (レス) id: 6366e2b743 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグくらいちゃんと外して下さい (2020年1月9日 16時) (レス) id: c746ec0716 (このIDを非表示/違反報告)
カノン(プロフ) - めっちゃ楽しみにしてましたやっぱ面白い (2020年1月9日 15時) (レス) id: 4add46839e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ