【魔法使いの嫁】赤毛?・・・誰!?

第二十三話　犬?黒いぞ ページ24

チセ「ブラックドック・・・」

エリアス「教会と墓を守る優秀な番犬だけど、近くの教会に居ついたらしくて。そいつが無害かどうかを確かめるんだ」

「ということは、害のある者もいる、と」

エリアス「そうだね・・・A、でてこないかい?ちょっとやりずらいんだが」

「えー・・・もう」

『変化』解除、と

「どーもこの世界じゃチセの体の中に入ってた方が楽なんだけどなー。まぁいいや」

エリアス「ありがとう・・・そうだ、忘れてた。チセ、これを」

おぉ、指輪

エリアス「魔力の精算を抑える指輪だ。ただし限度もある。なるべく冷静でいれば、その限りではないけどね」

チセ「はい」

・・・ふむ

「チセ、左の薬指は絶対つけないで。OK」

チセ「・・・」

赤くならないでよー

チセ「・・・あ、そういえば、Aも指輪をつけてる・・・それは？」

「ん？私手作りの結婚指輪。まぁ国籍も何もないから形だけの夫婦みたいな気がしなくもないけどね。子供もいるぜ」

チセ「そうなんだ」

「・・・反応が薄いけど結構驚いてるね。若く見えるのはしゃーなし。ここ数百年見た目一切変わらんし」

仕方ないよね。仕方ないもの






教会につきました
怪しい感じがするね・・・死体あって事件になってるし

エリアス「A」

「もち、『変化』」

よいしょ、と

「チセ、こっから離れよか」

チセ「A？」

エリアス「Aとチセは周辺を見て回ってくれ」

「はーい」

チセにはまだ見ちゃいけないもの

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