Still Love You.【SS】PART2 (ページ46)

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ただのページ46

『A？水沢先生の名前って、』

「…な、中島先生！やっぱり駅まではナシでお願いします」

『えー！やっぱり水沢先生の知り合いなんですか？』

「そ、そうなんです」

『そんなぁ。せっかく水沢先生と駅まで行けると思ったのに』

「ご、ごめんなさい」

なにが、どうなってるのか全然分からなかった。

どうして。

どうしてここに、翔がいるの。

『じゃ、今度ご飯行ってくれますか？』

「…………へ？」

頭のなかがまたプチパニックになっていた私は、中島先生のその言葉をすぐに理解する事が出来なかった。

『いいですか？』

「え、えーっと、あの！」

ごめんなさい！
そう謝ろうとしたら、すぐ近くから別の声が聞こえた。

「却下だな」

『はあ？』

いつの間にか私たちの側まで来ていた翔に中島先生と一緒に驚いてしまう。

『あの、あなた、一体』

「俺ですか？俺は、」

「お、幼なじみなんです！ただの幼なじみなんです！」

『ただの幼なじみ、ですか』

「はい、そうなんです」

「……………」

『そうですか。じゃ、なんか俺邪魔みたいだし、今日は帰ります。水沢先生、また来週』

「あ、お疲れ様でした」

中島先生は、翔にペコッと頭を下げて行ってしまった。