三代目のサバサバGIRL 3

モニタリング ページ40

モニタリングも終盤


早く終われええ



と思ってたけど。




あのくっさいくっさい健ちゃんとダキアウ？







つら。←







文句を言っても仕方がないので、
さっさと終わらせましょう。←





剛典がもうすぐ目撃するそうなので

気合い入れます



よっしゃ






健 『好きや。 』

ギュッ

貴 『ヴッ、くさっ 』(超超小声) ←





剛典はこれ見てんのかな


あーもーいややな




剛 『ちょっと、何やってんの？ 』






あ、剛典。




健 『岩ちゃん』



剛 『単刀直入に聞きますね。
健二郎さんはあかりのことが好きなんですか？』



健 『そうや、俺はあかりのこと好きや。』



剛 『……！』



健 『岩ちゃんがあかりのこと愛してる以上に、俺はこいつのこと愛してる。』

貴 『え。』←







え？え？台本に書いてた？



え。





剛 『………。

前に健二郎さん言ってましたよね…？

" 友達と好きな人被っても、
正々堂々俺は戦うけどな "

って。


この言葉は、、嘘、だったんですか？』



健 『嘘じゃない。』


剛 『じゃあ、、！何だって言うんですか！！』


健 『奪ったのはお前や！岩ちゃん…』


剛 『…！？』



健 『俺１回お前にあかりのこと好きなんやけど、どう思う？って聞いたよな、

そしたら、岩ちゃんなんていうたと思う？

いいんじゃないですか〜！応援しますよ〜！
って言うたよな。

その1ヶ月後ぐらいにあかりに告白して、
なんにもなかったかのように、付き合ってる。

俺は今でもずっとお前のこと恨んでるし。』







ごめん、健ちゃん、

さすがにその作り話笑えないよ





フォロー不可能です





剛 『…あかりは？』



貴 『え？』





剛典の唐突な質問につい声が裏返ってしまう





剛 『健二郎さんのこと……好き？』





もうネタばらししたい


でも、モニタリングは自分が任された仕事だからちゃんとしなくちゃダメ




貴 『私は……………』

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