天才少女はヒーローを目指す1 (ページ38)

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宣戦布告ページ38

帰る時間

焦凍「帰ろう、A」

A「うん」

お茶子さん「な、何事だー！？」

？どうしたんだろう？

A「お茶子さんどうしたの？」

お茶子さん「他のクラスの人が！」

天哉さん「君たちＡ組に何か用が？」

実さん「出れねぇじゃん！何しに来たんだよ！？」

勝己さん「敵情視察だろ。雑魚

ビィランの襲撃を耐え抜いた連中だもんな

体育祭の前に見ときたいんだろう。そんな事したって意味ねぇから、どけ、モブ共」

まぁ確かに意味はないよね

天哉さん「知らない人の事取りあえずモブって言うのやめなよ！」

天哉さん、手の動き踏切の遮断機みたいだな

？「噂のＡ組

どんなもんかと見に来たが、随分と偉そうだな

ヒーロー科に在籍する奴は、皆こんなかい？」

勝己さんΓああ゛!?」

顔凄いなぁ

？「こういうの見ちゃうと、幻滅するなぁ

普通科とか他の科って、ヒーロー科落ちたから入ったって奴結構いるんだ

知ってた？そんな俺らにも学校側はチャンスを残してくれてる

体育祭のリザルトによっちゃあ、ヒーロー科編入も検討してくれるんだって

その逆もまた然り。敵情視察？少なくとも俺は、ヒーロー科とは言え、調子に乗ってっと

足元ごっそり掬っちゃうぞっつー、宣戦布告しに来たつもり」

そうなんだ。でも、ヒーロー科の皆は優しいし、私にとっては皆ヒーローなんだけどな

勝己さんも顔こそあんなだけど、お見舞いにも来てくれたし、心配もしてくれてたし

？「おうおう！隣のＢ組のもんだけどよぉ！

ビィランと戦ったつぅから話聞こうと思ったんだがよぉ！

偉く調子付ちゃってんなぁ！おい！」

焦凍「A？」

A「すみません

そんな事言いますが、あなた方はこの人たちと一緒に話したり、接したりしたことがありますか？

この人たちは、私を闇から救い上げてくれたヒーローたちです

そんな事は、一度共に過ごしてから言ってください！」

少し気迫を込めて言った

この人たちの優しさに触れても居ないのにそんな事言う資格は無いでしょ

他の人たちは押されて黙ったようだった

A「それに勝己さんはあれが普通ですから

ビィランの話は私達とちゃんと向き合ったら、お話ししましょう

焦凍、行こう？」

焦凍「ああ」

集まっていた人たちは、段々散って行った

一応、さっきの人調べてみようかな