【HQ】清水潔子先輩の双子の妹は幽霊を諦めた。 (ページ36)

今日:20 hit、昨日:2 hit、合計:103,179 hit

85　ナチュラルに妹を邪魔者扱いする姉(調理時限定) ページ36

「烏野のチビちゃんがめっちゃフライング上手くなってる！」
「チビちゃんって…夜久さんと日向、あんま身長変わらないじゃないですか」

灰羽くんが墓穴を掘って夜久くんに蹴られていた。

「まじで身長いる……???」
「まじで欲しい。つーかA、髪短いの似合いそうなのにな」
「突然なに。……まあそろそろ切るけど」
「えっA!!! 俺の為にロングにしてくれたんじゃねーの!?!?」
「いや何故。何故貴様の為に髪を伸ばさなければいけない。ホントハロウィン近いからさ」

そう言えばほとんどは不思議そうに、クロは理解はしたが納得はできないというようにああ、と呟いた。

「この前メイク練習でウィッグ被ったとき髪邪魔だったんだよね」

まあ短すぎると逆にウィッグネットに入れにくいけど。

「あ、ていうかそろそろ行くわ」
「え?」

私たちマネージャーは調理室に集合し、大量の野菜、私は米と対面していた。

「A、水の配分間違えないように。あと、もし早く自分の仕事が終わったら私達の邪魔はしないで体育館で仕事をしてきて。わかったら返事」
「邪魔扱いですか」
「返事」
「はい」

仁花ちゃんのきよを見る顔がひきつっていたのが印象的でした。

「よし!! がんばったみんなに美味しいごはんプレゼントしよう!!」

雀田ちゃんのその言葉が、マネージャーである私達の総意だった。