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5 守護神とエース ページ5

私スポーツ興味ないしゲームもそんなにしないから負けて悔しいって感覚わかんないんだよなあ。
好きなキャラの絵描いて自分のゴミ絵師能力に悔しがったりはするけど。


「お、A。ちゃんと来たな」
「ファー!! びっくりした! あ、澤村くんか。……その人、もしかして二年の田中くん?」
「えっあ、ハイッす!!」
「なんかすごい元気な子だよね〜。たまに遠くできよ見つけると大体どこからともなく現れる」
「はい!!!! 潔子さんのことが大好きですので!!!」
「おーなるほど。あれ、でもちっちゃい子もよく居ない? あの髪の毛逆立ってて四季のリト○マーメイドかっていう……」

澤村くん、菅原くん、そしてお昼には居なかった田中くんが体育館入り口で様子をうかがう私に話しかけてくれた。
けど、なんか、突然元気が無くなった……?

「そいつ、西谷夕って言うんだ。うちの守護神」
「しゅごしん……!! かっこいい!! え、もうすぐ来る!? あの子も元気ボーイだったよね〜」
「いや、西谷は……」
「……ノヤっさんは、しばらく来れないんす」
「え?」

私が不思議そうにしていると、澤村くんが申し訳なさそうに笑って、帰りに話すよと言い体育館に入っていった。



**



「え、鉄壁……?」
「そう。伊達工業っていうところ」

東峰旭くんが徹底的にブロックに止められ、責任を感じているらしい。
そしてこちらも責任を感じてしまっている西谷夕くんともめてしまい、教頭からお叱りを受けたようだ。

「あー今日もカツラ飛ばしちゃったし男バレ絶対目えつけられたね」
「やめろ胃が痛い」
「薬の飲み過ぎは良くないからツボ押しとかいいよ。合谷って知ってる?」
「なにそれ知らない」
「手の甲の……」

ツボを教えて、少し笑顔になる澤村くん。

「ありがとなA。今度試してみる」
「まあ利くかよくわかんないけど」
「……もうお前の言うことは信じない」
「私の言葉に信憑性なんてないよウォ○トさんを信じてください」
「Aさんと会ったの今日が初めてなのになんかもうキャラ掴めたっす」

そう田中くんが苦笑いで言えば菅原くんが「俺らも今日の昼がほぼ初対面だからな」と言って笑った。

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氷雪(プロフ) - とても面白かったです!更新、楽しみにしてます! (2020年1月11日 12時) (レス) id: b6ee0e20db (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年1月11日 6時

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