【HQ】清水潔子先輩の双子の妹は幽霊で居たい。 (ページ39)

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バスで一眠りして学校へ戻ると、ローカルニュースだがテレビにバレー部が映ったらしい。

白鳥沢が映った。

「(うわ……すご……若利くんやっぱすごかったんだな……)」

そのあと映ったのは、及川くんだった。

『良いチームですね。全力で当たって砕けてほしいですね』

うわあ。
なんていうか、うわあ。

『美人なマネージャーと面白いマネージャーも居るので、ちょっと羨ましいかなあ』

「きよ!! 美人だってテレビで言われてる!! 流石!!」
「Aもよかったじゃない。面白いですって」
「小学生のとき漫才クラブで部長やってた私に不足はない」
「Aさんが部長とか廃部確定っすね!!」
「ノヤくん??? ちょっとお外行こうか????」
「A西谷の胸ぐら掴むのやめろ。練習するぞ」

「俺……浮いてた……」
「牛乳飲もうぜノヤ……!!」

**

「影山ピリピリしてるな」

帰宅途中、その言葉に私は同意見だった。

「中学の先輩、それも同じポジションだからね」
「超攻撃型セッターで、総合力県内トップだしなあ」
「攻撃型セッターかー」

若利くんがトスも上手かったら総合力県内トップだったんだろうか……。

「……」

トス上げる若利くんが想像できない私が居た。

「(若利よ……私君がスパイク打つところしか想像できないんだが)」

ーー

「っくし!!」
「んー?? おやおや??? 若利くん風邪ー??? めっずらしー!!」
「ちがう」