【HQ】清水潔子先輩の双子の妹は幽霊で居たい。 (ページ3)

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3　ラム酒漬けレーズンページ3

「三年三組のAです。部活は入ってません。一、二年のときは長期休みだけ短期バイトしたりしてました。普段は父さんのカフェでお手伝いしたりしてます。好きなものは夢の国です。悪役が特に大好きです。リヴィラのヴィランズの扱いについてはノーコメントで。あっ寒いの大嫌いなので冬のインパはここ数年マグマさん(カイロ)に救われてますホント神。好きな食べ物はコーヒーとチュロスです。目立つの嫌いなのでそこんとこお願いします」

紹介を終えると、ぽかんとした顔で見てくる澤村くんとおがさわらくん(仮)。

「えっと……清水?」
「ごめん、これでも今日はマシ」
「……そっか」
「その何もかも諦めたみたいな目で私のこと見ないでおがさわらくん」
「「おがさわらくん誰」」

えっ。

～本名教えてもらいました～

「まことにもうしわけない」
「いや土下座しないで、あ、やっぱごめん写メっていい?」
「なんという鬼畜」

フード付きマフラーなので普段被っていないそれが土下座したことにより被られ犬になりました。
ああ……まじで私のあだ名犬になる……。

「くくっ、あーおっかし。じゃあよろしくね、A」
「えっ」
「あっマネの経験無いんだっけ? スポーツは? 得意?」
「わっつ??」

いやあの、なんでみなさん首をかしげているのですか。
姉様までそんな……。

「もしかしてA……覚えてないの?」
「なにを? なんか嫌な予感がするのですが」

恐る恐る聞くと、

「A、昨日苦手な癖にお父さんのラム酒漬けレーズン食べてたでしょ? そのときバレー部のマネージャーやって、ってお願いしたらいいよって即答してくれたよ」
「きよさんや」
「なに?」

私はここ数年で一番ってくらいの大声を出した。

「それ酔ってまっせえええええええええええええええええ!!!!!!!!!!」

エセ関西弁になったのは許してください。