23「なんでくうは普通にキスとかできるん?」空却「恥ずかしいとかよりお前が好きなんだよ」「うわはっず」 ページ23
とある夕方。
その日、くうの仕事が早く終わって家でゆっくりしていた。
「あ」
「どうした?」
「リップクリーム塗りすぎたけん拭かな」
「ん」
ティッシュを取ろうとしたら、くうが唇を押し付けるように強めのキスをしてきた。
「ちょ、くう!」
「リップクリームってあんま塗ったことねーけど違和感すげぇな」
「ほんとはずいやつ……」
「でもなんかいい匂いっつーか……Aの匂い? もっとくれ」
「まって、くう!」
その後何度もキスされて私はとろとろにされてしまった。
いつか仕返ししてやるけんな……。
「うわ、Aかわい」
「ほんっっっとなんなん!!??」
「怒ってるAもかわいい」
「ちょ、やめ、くすぐった、ん、みみやぁや」
くうに耳を甘噛みされたり、ときには舐められる。
「くぅ、や、」
「一晩一緒に居られなかった分好きにさせてもらうからな」
「やー!!」
ピンポーン
「お二人とも、戸締まりはちゃんとしないと物騒で……」
「「あ」」
家に入ってきたのは、獄さんと十四くんだった。
ベッドで私を押し倒すくうと、押し倒される私を見て、十四くんは顔を赤くする。
「っ!?!?」
「おー、どうしたおめーら」
「どうしたじゃないでしょう。イケブクロ土産があるから今度取りに来いって言ったのは空却の方だ」
「そういやそうだったかもな。とりあえず茶ぁ出すわ」
よっこらせ、とくうがベッドから起き上がる。
「あの、十四くん固まっとーばい……」
「ほっとけ」
「ひでぇ」
24空却「クリーミーシュガーパウダーどこ?」「そこに新しいのある」空却「あ、あったあった」「十四くんブラック飲めんのかわいかね」→←22空却「(うわあああ熟睡してる超かわいい写メ撮っとこ)」
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作者名：紫 | 作成日時：2019年10月2日 0時
