いきなりの告白 ページ3
「そんなことは知ってるよ。
もう少し整理しろよな」
そういうとサボ君は私の部屋を見渡し、「座るところと寝るとこしかねェな」と笑った。
笑っていれば普通に可愛い顔をしているものを、それを彼から潰しにかかっているのだからなんともいえないものだ。
私みたいにいい部分を引き出せばいいものを。
しかし、そんな部分も好きと思ってしまう私がまるで馬鹿みたいになる。
それは困る、私は天才的頭脳を誇る美人女医なのだ。
…そう、私はサボ君に惚れている。
このサボ君をよく手当てするようになったのも、惚れていると気づいたドラゴンさんの配慮であるのだから感謝しなければならない。
何故あったことも喋ったこともないサボ君に惚れたのか、そんなものは察してほしい。
え？いやいや、どうしてもね、どうしても聞きたいならしゃべってあげる。
一目惚れ。って奴ですよ。
勿論、最初はこの天才的頭脳と美貌をもった私がそんな愛とかくだらないことを言うようになるとは思ってもなかったよ？
でも今では恋する乙女よろしくなのだから人生とは予想外なものである。
「サボ君、私君のこと好きだと思うよ。」
私の言葉に、笑うサボ君をみてああ信じてもらえない、なんて勝手に思った。
「…冗談やめろよ、って言いたいところだけど。
おれも変人がタイプらしいぜ。」
変人、その言葉に眉を潜めるが私の心臓はバクバクと音をならしている。
「それは、つまり」
「この歳になっていうのも恥ずかしいけど、まぁお前といると楽しいし。
なんかドキドキするし、＿＿多分好きだと思う。」
その曖昧な言葉に、私は自分でいうのも何だが美しい笑みを浮かべる。
「…じゃあ、付き合っちゃいますか」
本の埋もれた部屋で、私は予想だにしなかったタイミングでカップルになったのだった。
勿論、私は恋愛経験がある。だからこんなに色気があるのだ。
しかし付き合ったのはどの人とも短かった。浮気したり、されたり。
純粋な恋愛というのは、22にしてもうしないと思ってた。
「…ああ、そうだな」
そういって、サボ君はなんとも大人らしくキスを落としたのだった。
「サボ君、好きだよ」
私があった中でも一番上手くて、ドキドキするキスをしたくせして私のそんな、私の何回もいった台詞に照れているサボ君を、愛しく思う。
「＿＿おれも。」
小さく、呟かれたその言葉を私はきき逃さなかった。
思わず嬉しさに口元が緩むのを感じる。
「可愛いし、かっここいいし君は変な男だね」
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A子(プロフ) - こねこ(=^・ω・^=)さん» ありがとう!!ストーリーもだいぶ思い付いてきた…!! (2017年4月2日 7時) (
レス) id: 4509afa129 (このIDを非表示/違反報告)
A子(プロフ) - 秋宮 鈴歌さん» ありがとうございます!!完結をしといたほうがなんか安心です… (2017年4月2日 7時) (レス) id: 4509afa129 (このIDを非表示/違反報告)
こねこ(=^・ω・^=)(プロフ) - 完結おめでとう！えっ次サンジ！？あっあっ凄い楽しみ！！ (2017年4月2日 7時) (レス) id: be237ed739 (このIDを非表示/違反報告)
秋宮 鈴歌(プロフ) - 完結おめでとうございます！！掛け持ちばかりする私とは違って、ちゃんと完結できるの羨ましい限りです！！次回作楽しみに待ってますね！ (2017年4月2日 0時) (レス) id: 98d4f145f0 (このIDを非表示/違反報告)
えー子、(プロフ) - こねこ(=^・ω・^=)さん» ありがとう(笑)最近付き合うまでしか書いてなかったからね…こういうのも書かないと恋愛要素かけなくなるから…汗 (2017年3月22日 7時) (レス) id: 4509afa129 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えー子、 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2017年3月21日 16時
