授業深澤辰哉編 ページ3
トントンドアのノック音がした。扉が開くだけなのになぜかドキドキが止まらない。
看護師さん→「あこちゃん朝ご飯持ってきたよ
今日はオムレツがついてるよ〜」
あこ→「な〜んだ、看護師さんか〜」
ふっか→「な〜んだとはな〜んだ！オレかと思った？嬉しいな、待っててくれたみたいで！」
あこ→「ふっかさん！」
ふっか→「今日はオレ休みです！だからいれる限りいま〜す」
あこ→「ホントに？嬉しい！」
ふっか→「やっとタメ語になった！翔太から聞いたよタメ語で話すよう言われたんだって？」
あこ→「はい。あっ！うん…でもなんか照れちゃ
ってそれに年上だし。」
ふっか→「あこはそんなことを気にしなくていいの。オレらはみんなあこのお兄ちゃんみたい
なものなんだから。」家族がいない私にとってその言葉はすごく嬉しかった。
ふっか→「さぁ朝ご飯食べたら勉強するか！それとも遊ぶか？笑」
あこ→「勉強します！」
ふっか→「お利口さんですね。」そう言うと頭
をポンポンとなでてくれた。
あこ→「寿命が短くなりそう…」心の声が出てし
まった。
ふっか→「どうした？なんか言ったか？」
あこ→「何でもない！いただきます。このオムレツ美味しい！」
ふっか→「それはよかった！しっかり食べろよ！」ご飯を食べ終わって勉強が始まった。
ふっか→「今日はなんの授業をする？」
あこ→「今日は数学！」
「勉強中〜」
ふっか→「入院中って暇だって言うけどあこは
ご飯やお風呂、治療時間以外はほとんど勉強してるな。偉いな、あこは。」
あこ→「いつもはこんなにしません！ふっかさんたちが来てくれるって言うから勉強道具も
全部持ってきたんです…小児病棟では最年長だか
らいつもは小さい子の面倒見たりしてます。
小さい頃からここに入院してたから入院ってなると先生もここに入れてくれるんです。でも高2
になってからは退院してないんですけどね…」
そんな話をしながら勉強をしていたらあっと言う間に時間が過ぎ…
あこ→「もう17:00過ぎてます！」
ふっか→「ホントだ！じゃあ今日はここまで。寂しいが今日の深澤先生はおしまいだ！」
あこ→「明日も誰か来てくれるの？」
ふっか→「来るよ！ドアが開くのを楽しみに待ってな。」
あこ→「はい深澤先生、ありがとうございました！」
ふっか→「じゃあまたね」
あこは最後に言ったまたねが気になっていた。
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あこ(プロフ) - みなみさん、ありがとうございます。 初めてのコメントだったので返信させてもらいました。続き楽しみにしていてください (2020年9月2日 15時) (
レス) id: b3e9201789 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 続きが気になります。 (2020年9月2日 14時) (レス) id: 34a5132cfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あこ | 作成日時：2020年9月2日 14時
