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「 ────いつもAが世話になってます 」
にっこり、人当たりのいい笑顔を浮かべる天元くん。
思いっきり愛想笑い。普段こんな笑い方しない。
彼女も彼女で面食いなので思いっきり余所行きの笑顔。
「 じゃ、そろそろ連れて帰ります。
これタクシー代の足しにでも 」
「 え、いやいや悪いです！ 」
「 出したモンは仕舞えないんで 」
で き る 子！！
服装もラフだし、メイクもちゃんとしてる！！
すみません･･･なんて言いながら
タクシー代にしては多いそれを受け取った同僚は
ちょうどきたタクシーに乗り込んだ。
「 じゃあねA。彼氏さんもありがとうございます 」
『 うん、お疲れ様 』
二人で見送った後、助手席のドアを空けてくれたので
それに甘えて車に乗る。
『 本ッッッ当にありがとう、助かりまくった 』
「 貸しイチなァ 」
『 うわ反社に借り作っちゃったコッワ 』
「 俺のことなんて伝えたン 」
『 小難しくてよくわかんないけど
どっかの会社の上の方の立場の人 』
爆笑された。
それっぽくあやふやにごまかしたけど超アバウトだよね。
『 猫かぶるとあんな感じなんだね 』
「 紳士的に見えた？ 」
『 普段を知ってるから胡散臭くて仕方なかった 』
信号待ちの間に少し窓を開けて、
煙草に火をつける仕草が１２年前と同じだった。
「 何、じっと見て。見惚れた？ 」
『 そうかも。やっば格好良いんだなーって 』
酔ってるからだ、これは。
「 ハー、普通に帰るつもりだったけど辞めたワ。
ホテルかこんまま車でかどっちがいい？ 」
『 ホテル 』
「 カーセッ クスとか初めてするわ 」
『 ねえ聞いた意味。人いないとこにしてよ？ 』
乗り気じゃねえか、なんて
笑いながら私の頭をぐしゃぐしゃに撫で回す手は、
１２年前と少しだけ違う気がした。
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れーと - ああもう…最高…素敵な作品ありがとうございます！！！！ (9月7日 22時) (
レス) @page49 id: f8da97e70e (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - お腹いっぱいです。大満足。ありがとうございました。 (7月16日 19時) (レス) @page49 id: 19510e3ea2 (このIDを非表示/違反報告)
あんころ餅(プロフ) - 神作品過ぎます！！天元様と無事に会えるといいなでも世の中そんな甘くないか…笑 (7月16日 10時) (レス) @page38 id: 235e675cd4 (このIDを非表示/違反報告)
麦茶(プロフ) - めちゃくちゃ好きです…🥲💕宇髄さん格好よすぎる！ (7月16日 2時) (レス) @page33 id: c33d2aaf12 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - めっちゃ好き……最高。神作。最高すぎる……宇髄さん、カッコよすぎ……好き……ありがとうございます。私は幸せです。 (7月15日 23時) (レス) @page33 id: 19510e3ea2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬 | 作成日時：2021年3月30日 22時
