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『 ──── ・・・ぅ゙、 』






頭が痛い。それで目が覚めた。






( ・・・あぁ、昨日・・・ )






思い出したくもない。


少しだけ顔をあげれば ベッドに腰掛ける宇髄くんの背中。






『 ・・・宇髄くん、 』


「 んー、起きた? 」






呼べば くるりと振り返って返事してくれた。

たったそれだけでも、心の底から安心する。






『 今何時・・・? 』


「 昼の1時 」






聞いた瞬間、慌てて起き上がって制服に着替える。






「 何してんの 」


『 学校行くの、 』


「 今日土曜だけど 」


『 ・・・・・・・・・あ、 』






どっちにしろ大遅刻じゃねーか、って笑われた。






「 オレの目の前で着替えるなんて
Aちゃん大胆だな〜」






と、そこまで言われて自分が
宇髄くんの目の前で着替えたことに気付いた。






『 ッちが、これは 』


「 黒のレースかー、俺好みでイイわ。
ちゃんと上下揃えるタイプなんだな 」


『 〜〜〜ッ見ないで・・・! 』


「 目の前で脱がれてそれはムリじゃね 」






寝起きで完全に頭がまわってなかった。






「 昨日のご褒美として受け取っとくワ 」


『 それは別でお礼したかったのに、 』


「 じゃあセッ 」『 黙れ 』






隙あらばこう。

こちとら昨日それ絡みでトラウマ植え付けられてんの。






「 別にいらねーよ。
普段メシ作ってもらってるしなァ 」


『 でも、 』


「 えっろい下着ごちそーさん 」


『 やめて、 』






つつ、と指先で背中をなぞられて肩が跳ねた。

かと思えばそのまま指先がどんどん上がってきて。






───── プチ・・・ッ






『 ッ、!? 』






突然なくなる 胸の締め付け感。
ずり落ちた肩紐が腕に引っかかって止まった。

慌ててその場に落ちてた服で隠す。






『 何してんの!?何してんのッ!? 』


「 どうせならと思って 」






ごめんごめん、って半笑いで
紐を肩にかけ直してホックも元通りにする宇髄くん。
手つきが慣れてて癇に障る。






『 着替えるから出てって! 』


「 ここまで見て今更? 」


『 いいから出てけ!! 』

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れーと - ああもう…最高…素敵な作品ありがとうございます!!!! (9月7日 22時) (レス) @page49 id: f8da97e70e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - お腹いっぱいです。大満足。ありがとうございました。 (7月16日 19時) (レス) @page49 id: 19510e3ea2 (このIDを非表示/違反報告)
あんころ餅(プロフ) - 神作品過ぎます!!天元様と無事に会えるといいなでも世の中そんな甘くないか…笑 (7月16日 10時) (レス) @page38 id: 235e675cd4 (このIDを非表示/違反報告)
麦茶(プロフ) - めちゃくちゃ好きです…🥲💕宇髄さん格好よすぎる! (7月16日 2時) (レス) @page33 id: c33d2aaf12 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - めっちゃ好き……最高。神作。最高すぎる……宇髄さん、カッコよすぎ……好き……ありがとうございます。私は幸せです。 (7月15日 23時) (レス) @page33 id: 19510e3ea2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:檸檬 | 作成日時:2021年3月30日 22時

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