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「 ──── なんて言うわけねえだろ死ね 」






荒々しく開いたドア。


一瞬で、目の前の男は蹴り倒された。






「 ッ、ぎりぎりセーフ・・・? 」


『 ・・・うん・・・ッ、 』






良かったマジで、ってその場にしゃがみ込んだ宇髄くん。


ストーカーは白目剥いて倒れてる。






「 ごめん、 」






泣きながら首を振ることしか出来ない。


上着を私に掛けてそのまま抱きしめてくれるけど
やっぱり全然嫌なんかじゃなくて。

息が上がってる。走ってきてくれたんだ。






「 ・・・風呂で全部流してこい 」


『 ッ、 』


「 じゃねえと気ィ狂いそうンなる、 」






初めて見る、余裕のない顔。






「 風呂で思いっきり泣いてから上がってこい 」






宇髄くんが何をしようとしてるのか、分かった。






『 ・・・殺しちゃダメだよ 』


「 ははっ
コイツの方から殺してくれって頼んでくるかもなァ、 」


『 ・・・でも死なない程度にぶっ殺して 』


「 ・・・仰せのままに 」






ストーカーの髪を掴んで外に引き摺り出した宇髄くん。

カギ閉めとけ、って言われたから
ドアの鍵を閉めてお風呂に入る。






『 ・・・ッぅ・・・、ふ・・・ッ 』






シャワーを浴びて、思いっきり泣いた。


怖かった。本当に怖かった。
宇髄くんが来てくれなきゃ、きっとあのまま。

触れられたところ全部、赤くなるぐらい何度も洗う。



震えが止まらない。

ほんとに宇髄くんが言ってたこと全部されそうになった。


お風呂場の鏡で確認すると口の端が赤黒くなっていて。
口の中も切ったのか、血の味がする。






( ・・・痛い )






これだけで済んだのが不幸中の幸いなんだろう。


きっとしばらくは消えないであろうこの痣。
あんな奴につけられたものが消えないだなんて。






( ・・・・・・鏡見るたび思い出すじゃん )

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れーと - ああもう…最高…素敵な作品ありがとうございます!!!! (9月7日 22時) (レス) @page49 id: f8da97e70e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - お腹いっぱいです。大満足。ありがとうございました。 (7月16日 19時) (レス) @page49 id: 19510e3ea2 (このIDを非表示/違反報告)
あんころ餅(プロフ) - 神作品過ぎます!!天元様と無事に会えるといいなでも世の中そんな甘くないか…笑 (7月16日 10時) (レス) @page38 id: 235e675cd4 (このIDを非表示/違反報告)
麦茶(プロフ) - めちゃくちゃ好きです…🥲💕宇髄さん格好よすぎる! (7月16日 2時) (レス) @page33 id: c33d2aaf12 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - めっちゃ好き……最高。神作。最高すぎる……宇髄さん、カッコよすぎ……好き……ありがとうございます。私は幸せです。 (7月15日 23時) (レス) @page33 id: 19510e3ea2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:檸檬 | 作成日時:2021年3月30日 22時

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