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『 ほんとにありがとう、ご馳走様でした 』


「 もっと食ってもうちょいムチッとしろよ 」


『 それはちょっと、 』






帰りも こうして送ってくれている。






『 上がってく? 』


「 絶対手ェ出す自信あるケド 」


『 じゃあやめとこう 』


「 ははっ 」






本気で嫌がるようなことはしてこないってわかってるけど。






「 安心しろよ、カタついたら毎日でも来てやっから 」


『 毎日はいい 』


「 なんなら住み込みでもいいんだぜ? 」


『 ヒモじゃん 』






それだわ、って笑ってる。笑ってる場合か。






「 今日は帰るワ 」


『 ん、 』






くしゃくしゃと頭を撫でる大きな手。






『 ありがとう、宇髄くん 』


「 また甘やかしてやるよ 」


『 ふふ、うん。いっぱいね 』


「 ・・・マジで可愛いなオイ 」






ここ家ン中じゃなくてよかったな、って
私の頬をつまんで目を細めた宇髄くん。






『 ・・・いひゃい、 』


「 もっちもちだな 」


『 うずいきゅん、 』


「 ・・・なんて〜? 」






楽しそうですね。痛いです。






「 よし、帰るわ。
ずっとここにいたらマジで手ェ出しちまう 」






それは怖いな、なんて思っていると
宇髄くんの視線がつい、と横にずれた。






「 なんか届いてんぞ」


『 ッだめ、! 』






私の体越しに郵便受けに伸ばされた
宇髄くんの手を掴んで止めてしまった。






「 チラシしか届いてねぇけど」






なんでそんなに震えてんだよ。



そう聞かれて、ようやく自分が
尋常じゃないくらい震えていたことに気付いた。






『 ごめんなんでもないの、 』


「 なんでもなくねえだろうが 」






一気に口調とまとう雰囲気が変わった。






「 気ィ変わったわ、ドア開けろヨAちゃん 」

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れーと - ああもう…最高…素敵な作品ありがとうございます!!!! (9月7日 22時) (レス) @page49 id: f8da97e70e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - お腹いっぱいです。大満足。ありがとうございました。 (7月16日 19時) (レス) @page49 id: 19510e3ea2 (このIDを非表示/違反報告)
あんころ餅(プロフ) - 神作品過ぎます!!天元様と無事に会えるといいなでも世の中そんな甘くないか…笑 (7月16日 10時) (レス) @page38 id: 235e675cd4 (このIDを非表示/違反報告)
麦茶(プロフ) - めちゃくちゃ好きです…🥲💕宇髄さん格好よすぎる! (7月16日 2時) (レス) @page33 id: c33d2aaf12 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - めっちゃ好き……最高。神作。最高すぎる……宇髄さん、カッコよすぎ……好き……ありがとうございます。私は幸せです。 (7月15日 23時) (レス) @page33 id: 19510e3ea2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:檸檬 | 作成日時:2021年3月30日 22時

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