#19 Fred Weasley ページ20
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気がついたら彼女を目で追っている。
今まで一度だってなかったのに、あの目立つわけでもない栗色をいつも視界に入れたくなる。
もともと独占欲なんて抱かなかったはずなのに、彼女と付き合ってからは強く感じるようになった。
俺と同じ顔のあいつはもちろん、ハッフルパフのハンサムくんにも負けたくない。
「ねえ、俺の目をみてくれよ」
明るいブラウンの瞳がきらりと光を反射する。
夜も遅いこの時間に談話室にいるのは、発明家の俺とそれに付き合うAくらいだった。
すでに眠たそうにしている彼女を膝の上に乗せてその体温を感じて安心する。
彼女の瞳がちゃんと俺をまっすぐに見つめ返してくれるから、もっと落ち着けた。
この時間だけはAは俺のものだ。
真っ白な頬に触れて、赤くなっている耳を撫でてやる。
くすぐったそうに身をよじらせて笑うから、つられて俺も楽しくなってくる。
俺がソファから背中を浮かせればそれをキスの合図と察した彼女が顔を近づけてきた。
お互いの鼻が触れて、息がかかる。至近距離に目をつむると、彼女がもっと近くに感じた。
その先に触れようと首を前に出すのに、触れたのは彼女の柔らかな頬で。
たしかに気持ちはいいけど、今は頬より唇に口づけたいのに。
目を開けると、Aはニヤニヤと楽しそうに口角を上げながら俺を見ていた。
「おいおい焦らすのかい？」
「ごめん、楽しみたくて」
「何をさ。俺は今余裕がないんだ。意地悪はナシで頼むぜ」
「だからこそでしょ」
俺の首に手が回ってくるあたり、キスを嫌がっているわけではないのに。
またキスをせがんだら鼻をこするだけで逃げられてしまった。
それがもう何度か続いて、いつまでも楽しそうに笑う彼女にイライラが募ってきた。
こんなに近くにいるのに触れられないなんて気が狂っちまいそう。
いい加減に懲りないAの首をつかみ、ほぼ無理やりに唇を奪った。
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さら - ニュートめっちゃきゅんです！！このお話大好きです！！リクエストお願いします！！テセウス書いてほしいです！！ (2月5日 23時) (
レス) id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
まどか(プロフ) - 二フラーみたいって口説き方がすごいかわいくてすごかったです！！！更新たくさんされてて嬉しかったです() (2018年12月15日 7時) (レス) id: 28546de821 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - ニュートもう双子もう大好きなんで本当に最高でした！ (2018年12月11日 0時) (レス) id: e9fb8ac079 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あきは | 作者ホームページ：
作成日時：2018年12月4日 18時
