【2j3j】新人2人は幼馴染み【男主】

愛せない子はいらない子 ページ19

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-音羽 藍が配信を開始しました- 3分前


＞＞まってこっちも？
＞＞藍くんも今日はお休みだよね？
＞＞もう怖い


「あんたってほんとに人間なの？」


-冷たい目をした女性がそう言った-

-目の前にいるのはまだ幼い男の子-

-その男の子はぼんやりとした瞳で母親を見つめている-

＞＞開始早々ごめんけどしょた可愛い
＞＞自分の子供にいうことじゃないよね
＞＞え、ぼんやりしてる藍くんかわよ

「なんとか言いなさいよ
喋ることも出来なくなった訳？」

-女性は何も言わない男の子に痺れを切らし、更に男の子を問い詰める-

-そんな母親の様子に何か思ったのだろう-

『…なんでおこってるの？』

-そう問う男の子は不思議そうな顔をしている-

＞＞やっぱり感情が貧しい…？
＞＞今もあまり笑ったりしないもんね
＞＞人の感情が読み取れないとか？

-しかし、その言葉は母親の逆鱗に触れてしまったようで…-

「何であんたは私に対して興味が薄いの！？
何で離れても泣かないのよ！！」

-母親はついに怒鳴りだしてしまった-

-それでも男の子はまだ不思議そうな顔をしながら再び母親に問う-

『だって"おかあさん"はぼくのおせわをするひとじゃないの？』

-なんともないようにそう答える男の子-

-男の子にとっての母親は自分の面倒を見る人-

-それ以上の特別な感情は持ち合わせていなかった-

＞＞あ、そういう感じね
＞＞たまにいるよね こういう子

-しかし、その一言で母親のストッパーが外れてしまった-

「なによそれ…
あんなにお腹を痛めて産んだ私を世話人扱い…？
ふざけないでちょうだい！！！」

-母親は更に怒声をあげ、口から出てくる言葉は止まらない-

「私みたいに愛情深い子になるはずなのに！！
私は色んなことを我慢しながらあんたを育てたのに……！」

-そう言うとついに泣き出す母親-

＞＞こんな小さい頃から理想の押し付けとか
＞＞多分このお母さん母性とかないよね
＞＞女として生きる方が良かった感じ？

-そんな様子の母親をみても尚、表現を変えない男の子-

-しかし、男の子も自分なりに何かを考えていたらしい-

『"おかあさん"はぼくにすきっていわれるとうれしい？』

-そう母親に問う男の子-

「ええ、そうね」

-短くそう返事が返ってくる-

『そっか じゃあそうなれるようにがんばるね』

-男の子はそう言うと部屋を出ていった-

『"藍"はひとをふかくあいする子…』

＞＞おわりかな
＞＞ギャップとショックが大きかった








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