AKB桜台学園高等学校Part9

診察室 ページ48

香奈side



話をゆっくり聞いてみたところ、
薬を飲んてなくて怒られたとか､､､



A 「 ごわがっだぁぁぁ､､､ﾋｯｸ､､､」



香 「 怖かったも何もそりゃ怒るよ。
はっきり言うね。私だって今怒ってる。」



A 「 ﾋﾞｸｯ)うぅ､､､ﾋｯｸ、ｯｸ､､､」



香 「 泣いたって済まない話もあるんだよ？
それに、泣くくらいならそんな事しないの。」



A 「 だ、でぇ､､､ｯｸ､､､」



香 「 だってじゃないっ。」



A 「 ﾋﾞｸｯ)うぅ､､､」



香 「 先生として少し厳しい事言うけど、
そんな事してたらいつまで経っても治らないよ。」



A 「 ﾋﾞｸｯ)､､､」



ビクビクして泣くくらいなら、
やっちゃいけない事くらい分かってるはずなのに。



香 「 治るものも一生治らなくなるよ。
それでも良いの？いい訳ないよね？」



A 「 ﾋｯｸ、うぅ､､､(ｺｸﾝ)」



香 「 これからずっと薬が必要ですってなったら、
絶対に今飲まなかった事を一生後悔するよ。」



A 「 ﾋｯｸ、ｯｸ､､､ゃだ､､､」



香 「 嫌でしょ？でもそうなるかもしれないんだよ？
まだAちゃんは治る可能性があるんだから。」



今頑張れば、
今後薬が要らなくなる可能性だって大いにある。



香 「 Aちゃんは身体も弱いし喘息持ちだし、
病院で色んな子を見てきたはずだから分かるよね？
治らない恐怖と治らないかもしれない絶望感。」



A 「 ﾋｯｸ、ｯｸ､､､ｯｸ､､､(ｺｸﾝ)」



香 「 じゃあ余計に味わいたくないよね？」



先生としてもいち人としても味わって欲しくない。



香 「 どんなに先生たちだけが頑張っても、
Aちゃんが頑張ってくれなきゃ意味無いの。」



A 「 ﾋｯｸ、ｯｸ､､､ｯｸ､､､」



香 「 言ってる意味分かる？」



A 「 ﾋｯｸ､､､うぅ､､､(ｺｸﾝ)」



香 「 もう二度と、
勝手な判断で飲まなくなっちゃダメだからね？」



A 「 うぅ､､､ﾋｯｸ､､､はぃ､､､」



本当にわかってくれてればいいんだけど､､､



A 「 ごめ、ﾋｯｸ、なさい､､､」



香 「 わかってくれればいいんだけど。」



A 「 ﾋｯｸ､､､すみません､､､」



香 「 後でちゃんと有華にも謝りなよ？
あの人は優秀なんだから舐めちゃ損するよ。」



A 「 はい､､､ﾋｯｸ､､､」



認定看護師の資格も持つ元看護師だからね。

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