放課後 ページ38
Aside
お昼過ぎて初日の夏期講習が終わった。
これからダンス部は部活があるらしい。
敦 「 お腹空いたー・・・優子帰る?」
優 「 んー、、、」
A 「 優子ちゃん、部活は?」
優 「 それよりさ、旅行行こーよー。」
里 「 BBQだっけ?」
優 「 うん♪」
友 「 楽しそうだけどやだ。」
優 「 なんでよ〜っ、、、」
友 「 虫多いじゃん。」
A 「 確かに、、、(苦笑)」
優 「 誰かさー、絵に描いた様な別荘とかさー、、、」
敦 「 そんなのある訳ないでしょ。」
杏 「 産まれながらに住む世界が違ければ、
そういう人も有り得るかもねぇ、、、」
A 「 あのぉ・・・うち、あるよ。」
『 えぇ、、、!?』
恐る恐る手を挙げてみたら、
みんな目を見開いて驚いた様子をしてる。
優 「 あるの!?別荘!?」
A 「 あ、別荘っていうか、、、こ、コテージ、、、?
都外の山奥なんだけど・・・」
里 「 Aちゃんってお嬢様なの!?」
A 「 ち、違うよ!」
優 「 ねぇ!そこ使えないのっ?」
敦 「 使うとか易々と言わないの。
あくまでも他人の家なんだからね?」
ひ、他人だなんて言い方されても、、、
A 「 父がある種の技術者で、
製作の為に離れを買ったらしくて・・・」
里 「 そこ、普段から帰ったりしてるの?」
A 「 あ、うん。年末になると、
みんなで帰ってゆったり過ごしてるよ。」
杏 「 A、もうご令嬢じゃん。」
A 「 そんなっ、大したことないよ、、、(汗)」
優 「 いいなー別荘・・・」
優子ちゃんが目をキラキラさせてる・・・
A 「 本館と南棟があって・・・
夏に親が帰る予定があるんだけど・・・」
敦 「 じゃあAちゃんも帰るの?」
A 「 多分、、、?だから、
良かったらみんなも一緒にどうかな?」
『 えぇ、、、!?』
優 「 いいのぉー!?ひゃぁぁあ、、、!」
敦 「 ちょっと、、、落ち着いて、、、(苦笑)」
A 「 みんなが良ければ、、、
そしたら少しは旅行気分も味わえないかな、、、?」
優 「 行きたい行きたい!!行こうよ!!」
敦 「 そんな、こんな軽い流れで、
勝手に決めちゃって大丈夫なの?」
A 「 ウチは問題ないけど、、、」
敦 「 この子の我儘な圧なんかに、
押される必要なんてないんだからね?」
私としてもちょっと、
みんなで行きたい願望もあるし。。。
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ゆー - 毎日更新があるので楽しみにしています。敦ママのお説教が好きでした。何処かで麻里子様や有華ちゃんとのお話とかも好きです。こらからも楽しみにしています。 (2021年1月23日 2時) (レス) id: 95fe1cab5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優菜 | 作成日時:2021年1月14日 18時