AKB桜台学園高等学校Part9

放課後指導2 ページ22

莉乃side



腕の広範囲に渡ってる青紫の痛々しいアザと内出血。
まるで誰かに虐待を受けてるみたい・・・



莉 「 それ､､､痛く、ないの､､､？」



優 「 全く。」



莉 「 そうなの､､､!?」



優 「 シーっ､､､！うるさいよっ､､､(ｺｿ)」



莉 「 あ、ごめん､､､！」



優 「 莉乃の言う通り。隠す為だよ。」



莉 「 ・・・(汗)」



優 「 みんなにはこんな姿見せられない。
見せたとこでどんな反応されるか目に見えてるし。」



莉 「 ごめん､､､引いちゃって､､､(汗)」



優 「 当たり前だって。
これ見て引かない方がどうかしてる。」



莉 「 でも､､､ごめん｡｡｡(汗)」



元気に振舞ってるのも普通に見せてるのも、
全部隠す為の賜物だったなんて・・・



莉 「 袖、捲って・・・？」



優 「 はっ､､､？」



莉 「 暑いでしょ？我慢すると身体に悪いよ。
今は私しか見てないから大丈夫っ。(ｺｸﾝ)」



優 「 ふっ､､､(笑)」



莉 「 えっ､､､変なこと言った､､､？(汗)」



優 「 じゃあ、遠慮なく・・・(笑)」



莉 「 ・・・・・・うん｡｡｡(笑)」



そっとさっきと同じように袖を捲ってくれた。



莉 「 大丈夫。それが優子ちゃんだもん。」



優 「 ・・・うん｡｡｡(微笑み)」



莉 「 ・・・・・・あ、のさ､､､」



優 「 ・・・ん???」



莉 「 もう隠さなくていいよ。」



優 「 へっ､､､？(驚)」



莉 「 疲れちゃうよ。
だからいいの。幼なじみの前ではさらけ出して？」



全部全部それが優子ちゃんだから・・・
変に隠されてたら変に素を出せなくなる。



優 「 ・・・・・・」



莉 「 あっ、うん・・・無理にとは言わないけど､､､」



優 「 ううん・・・ありがとう、莉乃。」



莉 「 な、え､､､？(驚)」



優 「 ありがとう・・・(微笑み)
そう言ってくれると嬉しい。助かる。」



莉 「 ・・・私も。」



優 「 なにがよ､､､(苦笑)」



莉 「 ありがとう。私も嬉しい｡｡｡」



優 「 ふふ､､､これでウチら、大丈夫､､､？(笑)」



莉 「 うんっ｡｡｡(笑)」



優 「 けどさー。」



莉 「 ん？」



優 「 やっぱ隠すわ。(笑)」



莉 「 え、えぇ､､､！」



優 「 見せれるもんじゃないもん。
それに、なんか莉乃が虐めたみたいじゃん。」



莉 「 誰もそんな風に思わないよ､､､！」



優 「 誰も思わなくたって私が思うのーっ。」



むーっとさせて萌え袖にしちゃった｡｡｡

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