教室 ページ45
麻里子side
講演会を終えて感想を書いてもらうために、
生徒たちとクラスルームに戻ってきた。
篠 「 それじゃあ、
このプリントに感想を書いてください〜。」
陽 「 えぇー・・・」
莉 「 何書けばいいですかー?」
篠 「 感想って言ったでしょ、、、(苦笑)」
莉 「 かーんーそーうー・・・書いた♪」
里 「 莉乃ちゃんっ、、、(笑)」
篠 「 ふざけないで下さい、、、(苦笑)」
里 「 そういうやり口は、
優子ちゃんのやるやつやだよ、、、(笑)」
優 「 んー、、、?なにぃ・・・???」
矛先を向けられた優子がペンを止めて振り返ってる。
篠 「 いいから話してないで早く書いてください。
これ、書き終わらないと帰れませんよ〜。」
李 「 うそだろー・・・(汗)」
峯 「 先生ー、8割書けばいいですかー?」
篠 「 そうね。」
み 「 えっ、もう書いたん?(驚)」
敦 「 さすが生徒会。」
峯 「 えっへんっ。(キリッ)」
胸を張ってるみぃちゃん。
生徒会役員たる真面目な部分かもしれない。
麻 「 せんせー、絵で表現しまーす♪」
篠 「 絵ではなく文でお願いします。。。(呆)」
麻 「 もう描いちゃってまーす♪」
由 「 麻友の絵めっちゃ上手い!」
峯 「 誰を描いてるの?」
由 「 ずっと喋ってたおっさん!」
篠 「 はぁ・・・(呆)」
うちのクラスを見てると、
知らないうちに溜め息がかさんでいく・・・
杏 「 先生書けました〜。」
篠 「 ありがとう。(微笑み)」
杏 「 はーい。(笑)」
やっと真面目な人が到来・・・(ホッ)
提出して机に戻ると早速教科書を開いてる。
篠 「 みんなもっと入山杏奈を見習いなさい。」
才 「 系統がなー・・・」
佐 「 才加は無理っしょ。(笑)」
梅 「 才加はないわ。(笑)」
明 「 うん、才加はない。(笑)」
才 「 ちょっ、みんな失礼じゃねっ?」
優 「 才加は我が道をいけって事でしょ。」
才 「 あっ、そういう事っ?」
友 「 友も我が道を行こう・・・」
優 「 うんっ♪せんせー終わりました〜。」
篠 「 えっ、書いたの?」
優 「 書いちゃダメでしたか???」
篠 「 いやいや、ありがとう。」
莉 「 優子ちゃん何書いたの?」
優 「 なにって、感想でしょ?」
莉 「 感想書いたの?」
優 「 書いたよ。"感想"とは何かを。」
莉 「 ちょっと、、、!」
はぁ・・・その発想はなかった・・・(呆)
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作者名:優菜 | 作成日時:2020年12月20日 17時