朝の教室 ページ40
みなみside
いつもより早く教室に着いたなぁって思って、
教室のドアを開けたら1人、莉乃が居た。(驚)
み 「 莉乃、なにしとん？」
莉 「 わっ、みなみちゃんっ。(驚)」
み 「 珍しいやん。」
莉 「 みなみちゃんこそ。
何か用事でもあって早めに来たの？」
み 「 いや、特にはないんだけど・・・莉乃は？」
莉 「 あー・・・なんでもない。」
何かを隠すような動きをしてるけど、
その正体を全く隠せてない・・・(笑)
み 「 絵､､､？絵、描いてるの？」
莉 「 あー・・・(ｺｸﾝ)」
み 「 さすがは名ばかりの美術部。」
莉 「 名ばかりは余計だよ｡｡｡(汗)」
み 「 こうして絵を描いてる以上、そうだね。」
莉 「 そうだよっ。」
み 「 けど莉乃が絵なんて、また珍しいね。」
莉 「 そういう気分なの。」
み 「 でも、なんで美術室で描かないの？
ウチの美術室は広くてキレイなのに。」
莉 「 あそこだと、ガヤが多くて気が散るの。」
み 「 ふーん､､､？」
よくは分からないけど、
それっぽく真面目に言うからそうなんだろうな｡｡｡
莉 「 それより、聞いた？」
み 「 なにが？」
莉 「 Aちゃん。退院は明日になるんだって。」
み 「 あっ、そーなん？」
莉 「 うん・・・
終業式にはみんなで出れるって。(微笑み)」
み 「 そっか、良かった・・・(ﾎｯ)」
莉 「 ほんとに良かったよね。
倒れちゃった時はガチで焦ったけど､､､」
み 「 ・・・って、なんで莉乃が知ってんの？」
莉 「 あっちゃんと優子ちゃんが言ってたよ？」
そこの2人かい・・・！
って、おかしいな､､､私には連絡すら来てない､､､
み 「 Aちゃんの退院と、
莉乃が絵を描くのに関係あるん？」
莉 「 ないけど。」
ないんかいっ。
？ 「 おっ、珍しいお2人ですね〜。(笑)」
み 「 おっ、みぃちゃんっ。おはよー。」
莉 「 おーっ、おはよう〜。」
峯 「 2人はもう見たの？」
莉 「 へっ???」
み 「 今度はなに？」
峯 「 期末試験の順位だよ。
もう廊下に貼りだされてたよ？」
莉 「 うわーっ、それかぁーっ､､､！(汗)」
み 「 忘れてたわ､､､(汗)」
峯 「 2人して頭抱えないでよ､､､(苦笑)」
こればっかりは仕方ない・・・
試験とその順位だけは出来れば避けて通りたい道｡｡｡
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作者名：優菜 | 作成日時：2020年12月20日 17時
