病室 ページ36
Aside
1人病室に居ても暇で暇で仕方ないから、
問題集を取り出して勉強を始めた・・・
A 「 んー・・・・・・・(苦笑)」
少しレベルの高い問題集を解くことにしたけど、
初っ端から難しい・・・(苦笑)
──コンコンッ､､､
A 「 はい・・・(驚)」
？ 「 失礼しますー・・・」
？ 「 Aちゃん〜・・・♪」
A 「 あっ、あっちゃん♪優子ちゃん♪」
敦 「 今、大丈夫だった？」
優 「 お邪魔します〜♪」
あっちゃんの私への気遣いをよそに、
優子ちゃんが楽しそうにベッドに近づいてきた。
敦 「 優子ー、遠慮ってものはないの〜???」
優 「 しーらない♪
それよりAちゃんっ、何してたの？」
A 「 あ、今、勉強をしてたんだけど・・・」
優 「 えっ、この問題集って難しいやつじゃんっ。」
A 「 うん､､､かなり難しくて、
初っ端なら行き詰まってたところ・・・(苦笑)」
優 「 ねぇ敦子？
前にこの問題集を解いてたよね？」
敦 「 えっ???」
急に話を振られて、
驚いたように私の事を見つめてきた・・・
A 「 あっ、この問題集なんだけど､､､」
敦 「 どれどれ・・・？」
優 「 これ。敦子持ってたよね？」
敦 「 あー。これは何回か解いたよ。」
A 「 何回も､､､！(驚)
流石、あっちゃんはレベルが高いね｡｡｡」
優 「 敦子の進学先は国内トップの医大だからね♪」
敦 「 慣れだよ慣れ。
それに優子、根も葉もない事言わないの｡｡｡」
優 「 敦子。せっかくだし、
Aちゃんに解き方を教えてあげたら？｣
A 「 えっ､､､！(驚)」
それは凄く有難いけど、
勉強会なんて白けちゃわないかな・・・
敦 「 私で良ければ教えるけど・・・」
A 「 え、本当に？嫌じゃない？」
敦 「 嫌じゃないよ｡｡｡(笑)」
A 「 その､､､場の盛り上がりとか､､､」
優 「 はっ、なにそれ。(笑)」
A 「 勉強ってつまらないかなって､､､」
優 「 勉強ほど楽しいものないでしょ。(笑)」
敦 「 社会とズレた優子の常識を、
健全なAちゃんに押し付けないの｡｡｡(呆)」
あっちゃんの言葉こそ、
酷い言いっぷりはないとも思う・・・(苦笑)
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作者名：優菜 | 作成日時：2020年12月20日 17時
