原因 ページ3
優子side
初療室から出てきたお父さんにしがみついても、
中々Aちゃんの事を教えてくれない､､､
優 「 早く教えてよっ､､､！大丈夫なの!?(汗)」
父 「 酷い病気とかでは無いよ。(微笑み)」
優 「 ほんとに､､､!?」
敦 「 ほんと？ほんとに大丈夫だったの？」
父 「 倒れた原因は貧血だったけど大丈夫だよ。」
優 「 大丈夫じゃないじゃん､､､！」
父 「 大丈夫な方の貧血だよ。」
優 「 ほんとに？ほんとのほんとのほんと？
私に気を遣って嘘ついてるんじゃなくて？」
父 「 そんなとこで嘘つかないよ､､､(笑)」
敦 「 じゃあ、普通に貧血ってだけ？」
父 「 鉄欠乏性貧血が少し重いってくらいかな。
深刻な病気ではないし心配はいらないよ。」
優 「 よ、かった､､､(ﾎｯ)」
本当に危険な病気じゃなくて良かった､､､
父 「 フェジンを入れて今は眠ってるよ。
当分は定期的に点滴をして治療して、
それからは鉄剤を飲んで貰おうと思ってる。」
優 「 はぁ・・・まだ良かった､､､(ﾎｯ)」
敦 「 Aちゃん、入院しなきゃなの？」
父 「 少し入院は必要かなって思うけど、
長くても3日かなって計算ではいるよ。」
敦 「 良かった､､､(ﾎｯ)」
優 「 はぁ・・・心配して損した､､､
って、思えて良かった､､､(ﾎｯ)」
Aちゃんが無事で良かった､､､
早く、病室に行って会いに行きたい・・・
優 「 ねぇお父さん、病室教えてっ。
Aちゃんの顔を見に行きたいっ。」
父 「 言うと思ったよ。
じゃないと安易には信じきれないんだろ？」
優 「 当たり前じゃん・・・！
大丈夫なんだってこの目で確かめるの､､､！」
父 「 分かったよ、行こっか。
父さんが病室まで連れてってあげるよ。(微笑み)」
敦 「 いいの？仕事もあるのに､､､」
父 「 いいんだよ。(微笑み)」
優 「 やっとAちゃんに会える・・・」
早く会いたい。顔を見たい。触れたい・・・
父 「 行くのはいいけど、
まだ眠ってるから静かにしてよ？特に優子。」
優 「 分かってるよっ。」
敦 「 会った瞬間、抱きつかないでよ？」
優 「 なんで､､､！」
敦 「 急にそんなことされたら、
Aちゃんがまた驚いちゃうでしょ。」
父 「 友だちに抱きついたりするなんて、
相変わらずだなぁ優子は。(笑)」
なにさ！それが悪いっていうの､､､!?
せっかく抱きつこうと思ってたのに。
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作者名：優菜 | 作成日時：2020年12月20日 17時
