教室 ページ5
莉乃side
絵に没頭し過ぎてたから体をほぐす為に伸びをしたら
入り口からAちゃんが覗いてた。
莉 「 はーびっくりしたー・・・(汗)」
A 「 びっくりさせちゃったね、ごめん、、、(笑)」
莉 「 一瞬心臓止まりかけたからね。。。(笑)」
A 「 ごめんごめん、、、(笑)
夏季コンクール用の作品を描いてるの?」
莉 「 んー・・・」
A 「 ん???」
莉 「 出すか分からないっていうか・・・
まだ完成してないし・・・まだその、アレだし、、、」
A 「 なにそれ、、、(笑)」
ほんと、なにそれって感じだよね。。。(笑)
莉 「 なんて言うか・・・
まだ、許可、取ってないからさ・・・(苦笑)」
A 「 許可?校内選考でもあるの???」
莉 「 そうじゃないんだけど、、、」
A 「 じゃあなによ〜。(笑)
もう気になるんだからパシっと教えてよ〜。」
莉 「 うーん・・・
まだ本人には内緒にしといて欲しいんだけど、、、」
A 「 ・・・???」
莉 「 この絵のメインの可憐な少女、
実は実在するって言うか、、、身近な人なんだ。」
A 「 え?どれ、、、???」
興味津々に私の水彩画を覗き込むAちゃん。
・・・Aちゃんも絵になる子だなぁ。。。
A 「 向日葵畑に居る白ワンピースの少女。
・・・物語の主人公に出てきそうな雰囲気だね。」
莉 「 うん、、、」
A 「 麦わら帽子も凄いマッチしてるし、
すっごい夏って感じで眩しくて見入っちゃう・・・」
莉 「 私も・・・(笑)」
A 「 莉乃ちゃん本人も???(驚)
・・・なんだろ、、、この絵、凄い惹かれる・・・」
Aちゃんと私は感性が似てるのかも、、、
A 「 明るくて元気で燦々としてて眩しい・・・
でも・・・なんか、切ないし空しい・・・」
莉 「 エネルギーに満ちた夏を描いてたのに、
気づいたらそんな雰囲気になってきたんだ。。。」
A 「 自然と???」
莉 「 うん、、、」
A 「 それが惹かれる理由かも・・・
凄い。今は亡き感が強い・・・儚い・・・」
莉 「 そうなんだよね、、、」
A 「 これ、絶対に賞取れるよっ。
そんな気がするっ。だから絶対に出展してね!」
莉 「 え、、、(驚)」
A 「 絶対みんなに響く作品になる!
私が保証するよ!」
そんなに拳握って食い気味になられても・・・
Aちゃんが熱いのって新鮮、、、
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ルー - 青のSPもまってます汗汗 (2021年5月13日 1時) (レス) id: 358f9d64ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優菜 | 作成日時:2021年4月9日 14時