31+31=62 ページ32
相も変わらず治安の悪そうな匂いのするこの町はやっぱり俺の体に合わないみたい。
折り返しってどうやるんだろう、なんて思ってはいつも通りこの町に文句を言う。
ぴろろ、なんて音を立てながら携帯は電話をかける。
ぷつ、と音がしたから耳に当ててみれば
「おいおまえ!!!!!!!」
阿呆みたいにうるさい友達の声が聞こえる。いやほんとにうるさいな鼓膜破れる
「あふふ、うえのさんあふふ」
「ねえあふふってなに!てかなんでさっき切ったの!」
「いやあ、だって切られちゃっ……た、あ」
「…………おま、誰と会って」
「あはははははははははははは」
テンパって電話を切れば秒で折り返し。速すぎて引いた流石現代っ子。
「質 問 に 答 え ろ ク ソ A」
「あへへへ答える義理がないかなああってあははは」
「まあまあ、すこし答えてみよう。ね?一回やれば楽になるから、ね、?」
「そんな悪事働く前みたいなのやめてくれる?健全だから」
電話越しにぶーぶーぶーぶー「誰なんだよ」なんていう友達。友達はちんぐっていうんだっけたしか。
別にやらしいことがあるわけじゃないのにね。心配性だなあ上野くんは
「んー、韓国の人と会ってたの。ジョシュアさんっていうんだけどね」
「……ジョシュア…?他には?」
「えーなんで気にするのさあ、スングァンさんとか」
「お前!いまどこにいる?!?!」
「え、なに急に。えーっとねえ、渋谷」
きっと家をでる準備でもしてるのかな。ガタガタと大きな音が立ってる。耳がいたいなあ。
「絶対そこにいろよ!!!!」
……でも、もう七時だけど。そんなこと言ってもこの人は止まりそうにないな、
じゃあそれならうん。とだけ答えておけばいいか。どうにかなるだろうし。
というか、なんでそんなに焦ってるのか。意味わかんない。俺にお前以外の友達ができること喜んでほしいくらいなんだけど。
ぼうっと思考に浸っていれば電話は無機質な音を立てていた。
電話が切れたのか。なんて思いながら通学バックに押し込む。
交差点の信号は沢山色を変えてその度に生き急ぐように人は渡る。
まあ、人生生き急いで自分のなりたい未来つかむのが一番大切じゃない?どうせ老後ゆっくりできるんだから働けるうちは急いどこうよ
____
学校2日休んだら教師から連絡かかってきて泣きそうです。
そんなときも私はスンガンを愛でた
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←30+30=60
275人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あうにだ(プロフ) - ユキさん» コメントありがとうございます…!最高といっていただきとても嬉しいです!今後もお楽しみいただけるよう精進いたしますぅ… (2020年9月26日 19時) (レス) id: 1fc85f2ddd (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - はじめまして、コメント失礼します。ヤンデレセブチ最高です...!これからの展開が楽しみです! (2020年9月26日 18時) (レス) id: 4710ad3399 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さわやかなえーど | 作成日時:2020年9月20日 18時