今日もあなたのせいで眠れない紅い薔薇は[wrwrd]

三十六輪目の薔薇 ページ47

ー瑠奈sideー

変な夢のせいで早う起きてしまった
やる事もなかけん､予備充電器のおかげで充電は幾らかあるスマホを弄る｡

ru｢SSRぅぅぅぅ来いよぉぉぉぉジョブ解放カモンぬぅぅぅぅ｣

童話が元になったソシャゲのガチャを回しとった｡
……外から､人の気配がする

[ｷﾞｨ…]

ドアは鈍い音を立て､開いた
ドアの前には紫のヘルメットを被った
ショッピ先輩がおった。

sp｢あ､良かった…無事…ッス…ね…｣

ショッピ先輩は私を見て､言葉を失った｡

ru｢？………っ！｣

その時の私は左腕を隠しとらんかった…｡
そう､つまり…

傷を､見られた｡

sp｢ちょｯ､それ！どうしたんスか?!｣

ru｢なんでも…なかです！大丈夫やけん､触らんとってください､先輩…それに…古傷やし…｣

sp｢ええから！見せてください！｣

癖…なんかいな…年下にも敬語を使うその口調｡

ru｢…嫌です､｣

私はショッピ先輩の手を振り払った

ru｢気にせんとってください…っ､ぇ？｣

sp｢……｣

ふわり､と私の体が浮いた｡
ショッピ先輩にお姫様抱っこをされとる状態やった｡

ru｢なっ､何を?!｣

sp｢城､戻りますよ｣

有無を言わさず､私はショッピ先輩のバイクに乗せられ､城に戻された

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