【シュガーレス】Always look up【過去編】 (ページ2)

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#１　丸母タイジ　※ ページ2

ｰ公園ｰ

丸母「さて、食べる場所でも探すか」

丸母は、食べ物をいくつか買ったあと、公園内の何処でそれを食べるかを決めるため彷徨(さまよ)っていた

－－すると

「ハハッこいつガチで弱(よえ)ェな」

？？「ゃ、だ･･･やめて！」

「言われて素直にやめる奴がいるかっつーの(笑)！」

「アハハハハ、まじでそれ(笑) 」

･･･どうやら、いじ.めが行われているようだ。

それは丸母の居る階段上の所からも見えていて、相手は３人、更にもう片方の相手は１人と、正に〝多勢に無勢〟と言った感じだ。

丸母はそれを見て何を思ったのか、階段上から飛び降りると、その３人に一気に飛び蹴りを喰らわせた。

「ああ!?んだテメー!! 」

「･･･げ、アイツ、丸母タイジだぜ･･･！」

「やべぇぞ！ケンカ売ったらおしまいだ･･･！」

「はよ逃げんぞ！」

「お、おう！」

結局、３人全員は丸母に圧倒され、何処かへ走り去っていった。

丸母「大丈夫か？」

？？「は、はいっ。大丈夫です･････そちらも大丈夫、ですか･･･？」

丸母「ああ、俺はな。･･･ちょっと待ってろ」

そう言って丸母が取り出したのは、先程コンビニで買ったバナナだった。

丸母「食べると落ち着くぞ」

？？「あ、ありがとうございます･･･いただきます･･･」

そう言って食べ始めたその姿を見て、丸母は何処か安堵(あんど)感を覚えた。

丸母「･･･丸母タイジ」

？？「えっ？( 何故今･･･？← ) ･･････ああ、私の名前は神堂 Aです･･･。というか、今言いますか？それ」

丸母「何となくだ」

A「ええ･･･(苦笑) 」

謎の自己紹介タイムの後、Aは早々にバナナを食べ終えたのか、バナナの皮を手に持っている状態だった。

それを見て丸母は、「俺が捨てる」と言ってバナナの皮をひょいっと奪い取ると、ビニール袋の中に入れた。