私が認められるために ４

私の人生 ページ36

途中まで、凄く上手くいってた人生だった


でも、私が間違ってたって今更気が付いた
あのバカップルのおかげでね


誰も私に会いにこないし刑務所は地獄そのもの


私はあの子の大事な家族を奪って人生をめちゃくちゃにした最低女


やっと自分の価値が分かった


父親も母親も誰も来ない
気が狂いそうなほど寂しかった


でも、あの子は私のせいでこの時間をもっと長く過ごしたの


「チェ・サラ。面会相手が来ました」


サラ「·····分かりました」


面会室に行けばジニオッパがいた


サラ「·····久しぶりだね」


ジン「うん、サラも」


殺人をした最低なヤツにこんなにも簡単に会えるのか


シウの人生を終わらせたのも私


サラ「どうしたの？」


ジン「俺らね、·····イギリスに行ってジョングクとAに会いに行くんだ」


サラ「ジョングクオッパもイギリスに？」


ジン「そう、俺らよりAが大事な家族って分かってすぐに行った。アイツはいい男だよ」


ガラス越しで話す時が来るなんて思いもしなかった
私の人生


サラ「Aに会うんだ·····」


ジン「そう、だから、言いたいことがあったら伝言しようかなって」


サラ「·····ごめんなさい。って言っておいて」


ジン「本当にそれだけで良いの？」


サラ「·····今はいいの。それ以上の事はここを出た時会いに行って伝えるから」



しばらくここで私は自分を見つめ直す事に決めた

私の人生→←お知らせ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す